DifyとOllamaをWSL2が利用できないWindows環境で動かす
Difyをローカルで動作させる方法はいくつかありますが、今回は少し限定的な環境で動作させたかったので
Windowsかつ、WSL2が利用できないWindows環境でDifyを動作させる手順について記載します。
環境
- Windows 11 Pro
- Virtual Box (Ubuntu)
- MEM 32GB
デメリット
Windows PCにGPUが搭載されていても、LLMはCPU 動作となってしまう。
Virtual Boxのインストール
Virtual Box 7.0をインストールしておきます。
Ubuntu 22.04.4 LTSイメージのダウンロード
Ubuntu 22.04.4 LTS (Jammy Jellyfish)のデスクトップ版のイメージをダウンロードし、
Virtual Boxからインストールします。
Virtual BoxからUbuntuを起動します
インストールが終わったらUbuntuを起動します。
ターミナルが起動しなかったので、alt + ctrl + F3を押下して仮想ターミナルを起動
localeファイルを編集します。
vi /etc/default/locale
(修正前)
LANG="en_US"
(修正後)
LANG="en_US.UTF-8"
reboot
編集後、再起動するとターミナルが起動できるようになります。
Difyのインストール
docker を利用するのでdockerをインストールします
snap install docker
gitでクローンします
git clone https://github.com/langgenius/dify.git
ディレクトリを変更し、設定ファイルを作成、dockerを起動します。
cd dify/docker
cp .env.example .env
docker compose up -d
Ollamaのインストール
Ollamaをインストールします
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
ollama run llama2
Difyに登録する際にエラーになるので設定を変えます。
systemctl edit ollama.service
各環境変数について、[Service] セクションの下に Environment 行を追加します
[Service]
Environment="OLLAMA_HOST=0.0.0.0"
Ollamaを再起動します
systemctl daemon-reload
systemctl restart ollama
DifyからOllamaを追加する
右上のログインユーザー名>Settings>Model ProviderからOllamaを選択
次のように設定しました。
Base URLは、dockerが起動しているIPアドレスに変更してください。
確認方法は、ubuntu>Network Connections>docker0のアドレスです
チャットの作成
動作確認としてチャットを作成します。
Dify > Studio > Create from Blank > Chatbot
Instructionsにチャットの役割を記述します。
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