Google Antigravityはすごいエディターだった
まず初めに、使ってみた感想としてはとてもすごいエディターだった(語彙力)
拡張機能があるので入れておくと良い
概要
GoogleがGemini 3と共に2025年11月18日に発表しました。
それと同時にAIエージェント主導型の統合開発環境Antigravityをリリースしました。
Visual Studio Codeをベースとし、元WindsurfチームがGoogleが約24億ドルで引き抜いた主要メンバーによって開発されました。
主な特徴は
1. AIエージェントファーストな設計
開発者はコーディングやデバッグをAIエージェントに任せ、ソリューション設計に集中する「AIエージェントのマネージャ」の役割に変化
2. 3つの作業サーフェス
エージェントマネージャーダッシュボード、VS Code風エディタ、Chrome拡張による深いブラウザ統合の3つの画面で構成
3. アーティファクトシステム
タスクリストや実行計画など、エージェントの作業過程を開発者が理解しやすい形式で提供し、検証を容易化
4. マルチモデル対応
Gemini 3、Anthropic Claude Sonnet 4.5、OpenAI GPT OSSモデルに対応し、単一ベンダーに縛られない選択肢を提供
5. 非同期マルチエージェント動作
複数のエージェントが並行してタスクを遂行し、エディタ、ターミナル、ブラウザを横断して自律的に動作

AIコーディングエージェント
有名なAIコーディングエージェントとしては先発としてDevinやCline、そしてAnthropicの
Claude Codeなどがありました。
Claude Codeは月額20ドルのProでも使えて個人開発で重宝してきました。
モードを選択する


作成済みのGoogle アカウントでログインして利用開始します。
利用規約に同意して開始します。
機密性の高い情報や処理を避けるのはもちろん、重要なデータを参照させるのは避けましょう。
使ってみる

AI関連の記事をクローリングし、3行にまとめてカードデザインで表示するアプリを作りましょう。記事に良いねボタンを付けてカウントします。

IDEの右側にチャット画面があり、ここでAIエージェントに指示をします。

11/20現在、Gemini 3 Pro(High, Low)、Claude Sonnet 4.5、GPT-OSS 120B
が選べるようになっています。
お題
AI関連のニュースサイトをWEBからクローリングしLLMでその記事の内容を要約して3行にまとめます。そしてそのタイトルをつけてサイトトップに10件表示します。デザインはカードデザインで表示します。カラーは白基調で見やすいデザインにしてください。一つ一つの要素に良いねボタンをつけてクリックするとカウントされるようにしてください。フロントエンドはReact+TypeScript、バックエンドはFastAPIで作成してください。
成果物

手順メモ
他のAIコーディングエージェントと同じようにチャットで指示をすると
AIエージェントがシンキングし、タスクを作成し一つ一つ対応していきます。

Human-in-the-LoopになっておりReject Acceptを選択します、

Acceptをすると今度はプランを提示してきました。

右上のAcceptを押すと実行が開始されます。

Claude Codeと同様に色々コマンドを実行されるので重要なコマンドはブロック設定したほうが良いですね。
左上のFile -> Preference -> Antigravity Settings

- ターミナル実行ポリシー (Terminal Execution Policy)
エージェントがターミナルでコマンドを実行する能力を制御する3つのオプションがあります
Off (オフ)
設定可能な許可リスト(Allow list)に登録されたコマンド以外、自動実行しない
Auto (自動)
エージェントが各コマンドを自動実行するか判断し、必要に応じてユーザーに許可を求める
Turbo (ターボ)
設定可能な拒否リスト(Deny list)に登録されたコマンド以外、常に自動実行する


途中で処理が止まった場合は
続きを対応してくださいというとタスクリストの途中から再開してくれる

流石に1プロンプトで全部は作りきってくれなかったが、Consoleからエラーログをみつつ
プロンプトで修正依頼をしていくと最終的には表示されるようになった。
大体20プロンプト程度で上限となってしまった。
データベースのデータはサンプルで、記事のクローリング部分が未実装となっている。
無料で一つのアプリを作り切るには上限が解放されるまで待ち、1,2週間程度掛かりそうだ。
現在は、プレリリース期間となっていますが、今後有料化されたあとも十分
採用する価値はありそうです。
料金の予定
現在の料金体系
個人向けプラン
現時点では利用料金は不要で、一定の利用制限はあるが、誰でも利用できます
個人利用向けには月額$0のプランとして公式に提示されており、Gemini 3 Pro、Claude Sonnet 4.5、GPT-OSSモデルへのアクセスが含まれています
利用制限
個人は現在、5時間ごとにリフレッシュされるレート制限の対象で無料で利用できます。制限の正確な計算方法は明示されていませんが、プロンプト数ではなくエージェントが行った作業量に基づいています
将来の料金プラン
チームプランとエンタープライズプランが「近日公開予定」とタグ付けされていますが、価格はまだ発表されていません
チームや企業向けには、Google Cloud経由での従量課金が適用される予定で、Gemini 3 Pro APIは100万入力トークンあたり$2、100万出力トークンあたり$12(20万トークン以下の場合)となっています
注意点
将来的にはGeminiサブスクリプション($19.99/月)が必要になる可能性が高く、現在の「完全無料」は期間限定と考えるべきです
開発者はAntigravityを「永久無料」ではなく「開始は無料」として扱うべきで、プレビュー期間が終了すると変更が予想されます
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