macOSのterminalを古臭く(オールドスタイルに)する

5 min読了の目安(約3200字TECH技術記事

イントロ

プログラミングというものに興味を持ったばかりの頃、父親から使わなくなった古いSONYのVAIOを譲り受けた。機種名は正確には覚えていないが、検索してみたところ、たぶんVAIO type Tというシリーズのものみたいだ。

それはWindows XPが動いていたが、もう使わないので自由に使っていいと言われたので、Debianをインストールすることにした。プログラミングのことはまだよく分かっていなかったが、Linuxと呼ばれている、WindowsでもMacでもない別のOSを使いこなすと、どうやらクールであることを、ネットのどこかで目にしていたので、それを触らないわけにはいかなかった。

Linux Debian インストール などの単語で検索に引っかかったサイトの記述に従い、Debianのインストールメディアを作成し、VAIOにDebianをインストールする。
やがて、黒い画面をバックに、やたらと渋くて古臭いフォントが流れてきて、これがLinuxかー!と興奮したのを覚えている。
無骨で飾り気がなく、客を平気で拒む頑固な店主がやっているラーメン屋のような、ちょっとハードコアな空気をインストールしたDebianからは感じた。
(実際にインストール直後、まずは自宅のWi-Fiに繋ぐのに苦労した記憶がある。Wi-Fiに接続するところから苦労するのか...と当時驚いていたのが懐かしい。といっても、まだ5~10年ぐらい前の話だが...←自分がいつぐらいにエンジニアに転職したかをあまり覚えていないので、少し年がアバウト)

本編: macOSのterminalのフォントをダウンロードしてきた別のフォントに変更する

このポストでは、macOSのterminalのフォントを、Linuxに衝撃を受けた当時に目にしたような、オールドスタイルなフォントに変更していった際の過程を書いていく。いわゆる備忘録的なものである。

当時目にしていたフォントの名称は定かではないが、インストールしたDebianのconsoleでデフォルト設定されていたフォントに近いフォントをたまたま下記のサイトで見つけた。

THE OLDSCHOOL PC FONT RESOURCE
ここに表示されている IBM BIOS というのが近そうだった。

ちなみに、readmeページにこのサイトのテーマとかライセンス情報などが載っているので興味ある方はぜひ。
THE OLDSCHOOL PC FONT RESOURCE - readme

で、肝心のフォントはこちらからダウンロードできる。
THE OLDSCHOOL PC FONT RESOURCE - download

私はとりあえず oldschool_pc_font_pack_v2.0_FULL.zip と書かれているフルパックのやつをダウンロードした。

macのターミナルのフォントを変更する場合、ターミナル -> 環境設定 から自身が利用しているプロファイルのフォントを変更することで、フォントの変更が可能だが、今回のような外部のフォントを利用する場合、まずはmacからフォントを選択できるようにする必要がある。
といっても、やり方は簡単で、今回の場合、ダウンロードしてきたZIPファイルを解凍し、中にはいっているフォントファイルを選択すれば、mac側で認識してくれる。

Mac でフォントをインストール/削除する方法

macでフォントファイルを選択するとこのようなウィンドウが表示される

macでフォントファイルを選択するとこのようなウィンドウが表示される

この状態でそのまま フォントをインストール を押せば、ターミナルの環境設定にてインストールしたフォントを選択できるようになる。

で、早速設定してみたものの、意外とフォントが潰れ気味になってしまったりして、見た目がよろしくない。。オールドスタイル以前に読みづらい状態だ。
そのため他にも色々とフォントを試してみながら、最終的には下記の設定に落ち着いた。

Px437_IBM_VGA_8x16のフォントに最終的に決まった

フォント名はPx437_IBM_VGA_8x16で、サイズは12pt
(ちなみにベースとなるテーマは cocoponさんのicebergを使わせていただいています)

というわけで、ひとまず設定してみたターミナルが下記となる。
(ちなみにmacユーザだと iTerm2 を利用している方も多いと思うが、同じように iTerm2 でも設定できる)

Px437_IBM_VGA_8x16を適用したターミナル画面(画面のファイルはNext.jsのもの)

Px437_IBM_VGA_8x16を適用したターミナル画面内で、ソースファイルをVimで開いたところ。

Px437_IBM_VGA_8x16を適用したターミナル画面内で、ソースファイルをVimで開いたところ

この雰囲気、いいですねー(うっとり)
(なお、画面のファイルはいずれもNext.jsのリポジトリ上のファイルである)

アウトロ

というわけで、今回macで利用するフォントを古臭い感じオールドスタイルに変えてみた。

巷ではおしゃれでハイセンスなターミナル環境が好まれる傾向にあるが(批判しているわけではありません。念のため)、たまにはこうやって違った方向に変えてみるのも、良い気分転換になって面白い。

個人的な話になるが、こういうフォントでターミナルをカチャカチャやっていると、当時コンピュータのことなどほとんど分からないにも関わらず(別に今もほとんど分かっていないが)、謎のモチベーションでとにかくLinuxをいじっていた頃の記憶が蘇ってきて、理由もなく気分が上がる。
当時、コンピュータのことを何も分からないなりに、とりあえず目にするものすべてを動かしてみたかった。きっと面白いおもちゃを手に入れたような気分だったのだろう。
気になったソフトウェアは何でも自前でビルドしてみようとして、大抵はうまく行かず深夜までかかり、そのまま敗北の眠りにつくことが多かった。
あの謎の底しれぬエネルギーのようなもの、あれはたぶん、とても大切なものな気がする。
今も失われずそれは自分の中にまだあるのだろうか?そんな事を考えながら秋の午後は過ぎていくのであった。