😸

「修正」はやめて「変更」って言おうぜ

に公開1

プログラマをやっていると、一日に何度も出てくる言葉があります。そう、「修正」。
でもよく考えると、この言葉ってちょっとトゲトゲしくないですか?


「修正」の響きがしんどい

「修正」というと、まるで自分が間違えてしまったかのような響きがあります。
バグを直すときに「修正しました」なんて言うのが習慣になっていますが、実際に直したことで新しいバグが出てしまうこともよくある。
すると「修正したのにまた問題を生んだ」と、どんどん気分が沈み込んでしまいます。


指示としての「修正して」に潜むトゲ

マネージャーやリーダーの立場になると、部下に「ここ修正しておいて」と指示することもあります。
でもその一言、もしかしたら相手に「お前のコードは間違っていた」と聞こえてしまっているかもしれません。
日々積み重なる小さな言葉が、人をじわじわ削ることはあるのです。


「正しいもの」なんて本当は存在しない

そもそも、ソフトウェア開発において「正しい設計」「正しいコード」なんて、絶対的なものは存在しません。
ある仕様にとっての「正しさ」が、別のコンテキストでは「間違い」になることもしばしば。
結局のところプログラミングは「より良い選択肢を積み重ねる営み」でしかないのです。


あいまいさを受け入れて「変更」と呼ぶ

だからこそ私は「修正」ではなく「変更」という言葉を使いたい。
「変更」ならニュートラルで、誰かの誤りを断罪している感じがしません。
状況が変わるからコードも変わる。それだけの話です。

人間関係も開発も不確かで流動的。
そのあいまいさを受け入れられることが、実は人生を生きる上での大事な寛容さにつながるのではないでしょうか。


結論

「修正」ではなく「変更」と言ってみましょう。
たったそれだけで、チームの空気も、自分の心の重さも、少し軽くなるかもしれません。

https://amzn.to/45UoTFs

Discussion

Kγ0suKεKγ0suKε

「リファクタリング」も乱用されがちですよね
それ、リファクタリングじゃねぇから、ってのが多い