🌊
SAP on AWSを勉強したときのHA, Backup, Migrationサービスまとめ
SAP on AWSの認定試験用に勉強をしていたときの、高可用性、バックアップ、移行に使えるサービス・機能が多くて自分用にまとめていた表です。似たものが多くて混乱しますね。
(Markdownのテーブルが見づらい説...)
名前 | ユースケース | 使える | 使えない | ダウンタイム | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
pacemaker | High Availability | S4/HANAのSUSE, RHLE構成 | ニアゼロ | SUSE,Red Hat提供のクラスタリングソフトウェア 類似: SIOS Protection Suite、WSFC: MS Win Server Failover Clustering |
|
SAP HANA system replication (HSR) | High Availability | ・同リージョンの別AZ ・オンプレミスも可能 |
別リージョン | ニアゼロ | 障害検知は別途(Lifekeeperなど) |
HANA backup/restore | Backup | SAP HANA studio、SAP HANA cockpitから設定 | |||
AWS Backint Agent | Backup | SAP HANA on EC2からS3に | アーカイブ系S3には保存不可 | エージェント【必要】 「Backint for SAP HANA」はSAP製のもの |
|
CloudEndure = AWS MGN (AWS Application Migration Service) |
Migration | ・SAPからSAP ・On-Prem→AWS ・AWSで別アカウント移行 |
・異種は不可 ・OS変更できない |
ニアゼロ (RPOサブ秒/RTO数分 ) |
ブロックレベル、エージェント【必要】 90日無料(ほぼ完了するらしい) |
AWS SMS (Server Migration Service) |
Migration | ・唯一のエージェントレス ・ VMのリフト&シフト |
CloudEndureよりダウンタイム長い | エージェント【※不要※】 | |
AWS DMS (Database Migration Service) |
Migration | SAP Adaptive Server Enterprise (ASE) | ターゲットとしてSAP HANA をサポートしない | AWS Schema Conversion Tool で変換できる 増分レプリケーションでダウンタイムを大幅に削減 2023 / 12でサポート終了(延長の可能性?) |
|
DMO (Database Migration Option) ・SUMの機能 (Software Update Manager) |
Migration | ・anyDBからのHANA移行 ・SAP On-Prem からAWSへ ・異種可能 |
DBのOS変更は不可能 | ・ある。標準で1TB40時間とか ・ニアゼロにする→SUMのnear-zero downtime and zero downtime |
SAPのアップグレードとユニコード変換を同時に実行可能 DBの移行なので、SAP Appサーバーは別途移行 移行時だけインスタンスサイズを上げておくことも可能。平行処理も可能。 |
SUM DMO with system move option | SAP On-PremからAWSの移行 | DMO SUMを(AWSサービスと連携して)強化したもの。ワンステップでanyDBからHANAへ | |||
SWPM(Software Provisioning Manager) | Migration(異機種) | ・DBの変更ができる ・唯一DBのOSの変更ができる ・異種も可能 |
アップグレードはできない | ある | システムのインストール、アンインストール、コピー、および移行を行うためのツール。アップグレード機能は含まれない |
SWPM | Migration(同機種) | AIX OS with IBM Db2(On-Prem)をそのままAWSに | ※ターゲットがDb2のときはSWPMのみ ※DMSでソースとしてDb2はOK ※DMS、SMS、CloudEndure MigrationではターゲットがDb2は不可 |
||
Export/Import(R3load) | Migration | 異種(anyDBからの移行)で使える |
長い | SAPの停止が必要 同種 でも使えるが、その場合はR3Copyを使う |
|
Backup/Restore(R3COPY) | Migration | 同種のみ。シンプル、早い | (R3load)より短い | SAP classical migrationと呼ばれる SAPを停止せずにバックアップがとれる |
|
AWS での VM Import/Export | Migration | VM を AMIでEC2 にインポート | 異種混在は不可 | ||
Transportable Tablespace (XTTS) conversion | Migration | Oracle(On-Prem)からOracle(AWS) | ※AWS blogがある |
- backup/restore、Replication ができるのは、lift and shift. のときだけ
- SAP classical migration toolsets = Export/Import(R3load)などのこと
- 費用はSAPのものはほとんどがサービスに入っている(はず)。AWSのものは別サービスとして費用がかかる(CloudEndure、DMS、SMSなど)
- 選択時の考慮点が「それしかできない」、「それはできない」、というパターンがある
- エージェントレスはAWS SMSのみ
- Oracle DBのOSはOLEしかできない
- など、、
Discussion