AWS Cost and Usage Report 2.0を使って列を絞って出力してみた
2023/11/26 AWS Cost and Usage Report 2.0 (CUR 2.0)が発表されました。
- これまではCout Usage Reportでは全項目を出力していたが、列を選択できるようになった
- 項目に、使用アカウント、支払いアカウントが追加されている
前提
Cost Usage Reportのことは以前こちらに書きましたのでご参考。
Data Exports使ってみる
A data export tool that enables you to create customized exports from multiple AWS cost management and billing datasets.
引用のとおりで、コスト管理や請求データを組み合わせたりしてエクスポートできるようです。今回は、列を絞って出力します。
設定する
Billing and Cost Management → Data Exportsから画面に入ります。
ResourceIDはチェック入れたほうがよいと思います。
列を選択
114項目から選択できます。1つずつ押すしかないようです。
検索するとこういう感じ。
私の場合、これまでのCostUsageReportでは頻繁に見るわけではないのでcsvをダウンロードして直接GoogleSpreadSheetに移して見ています。以下は絞ったときの例。
最低限の列の想定で、こちら6つを選択しました。
line_item_usage_start_date
line_item_usage_end_date
line_item_operation
line_item_resource_id
line_item_blended_cost
line_item_line_item_description
クエリとしてどうなっているかを見られます。Athenaでこのクエリをするのと同じということでしょうか(Athena使ってないので分からないですが)
出力設定
zipでの出力が選べたのですが、選択肢から無くなっています。
結果
待つこと数時間、、欲しい列だけのデータが出力されていました。列の順はアルファベットでソートされているようです。
サイズが小さくなって良いですね。私の環境ですが、12/1-3日のデータで全部の列を含むファイルと比較すると、4.0MB → 780kBでした。(列の数を114->6に変えたことに比べてあまり減っていない気もしますが、データの入っていない列もあるということで・・・)
まとめ
- AWS Cost and Usage Report 2.0のData Exportを使ってみました
- 列数を減らして出力できたので、コスト的にもよさそうです
- どの列を見るかなどの試行錯誤のときは全列必要かもしれません
Discussion