AWS Cost and Usage Report 2.0を使って列を絞って出力してみた
Update
(2024-07-06)
Cost and Usage Reportsは名前が変わってData Exportsに統合されています。
Welcome to Data Exports
Data Exports enables you to create exports of the Cost and Usage Report (CUR) 2.0. You can still create and view your Legacy CUR exports in this console or in the Legacy console here . Click Create to start creating customized exports with only the data you want and to control the schema of your exports. You can also create an export that deploys a dashboard in QuickSight.
メニューの中でもData Exportsと現れているので注意。
2023/11/26 AWS Cost and Usage Report 2.0 (CUR 2.0)が発表されました。
- これまではCout Usage Reportでは全項目を出力していたが、列を選択できるようになった
- 項目に、使用アカウント、支払いアカウントが追加されている
前提
Cost Usage Reportのことは以前こちらに書きましたのでご参考。
Data Exports使ってみる
A data export tool that enables you to create customized exports from multiple AWS cost management and billing datasets.
引用のとおりで、コスト管理や請求データを組み合わせたりしてエクスポートできるようです。今回は、列を絞って出力します。
設定する
Billing and Cost Management → Data Exportsから画面に入ります。
ResourceIDはチェック入れたほうがよいと思います。
列を選択
114項目から選択できます。1つずつ押すしかないようです。
検索するとこういう感じ。
私の場合、これまでのCostUsageReportでは頻繁に見るわけではないのでcsvをダウンロードして直接GoogleSpreadSheetに移して見ています。以下は絞ったときの例。
最低限の列の想定で、こちら6つを選択しました。
line_item_usage_start_date
line_item_usage_end_date
line_item_operation
line_item_resource_id
line_item_blended_cost
line_item_line_item_description
クエリとしてどうなっているかを見られます。Athenaでこのクエリをするのと同じということでしょうか(Athena使ってないので分からないですが)
出力設定
zipでの出力が選べたのですが、選択肢から無くなっています。
結果
待つこと数時間、、欲しい列だけのデータが出力されていました。列の順はアルファベットでソートされているようです。
サイズが小さくなって良いですね。私の環境ですが、12/1-3日のデータで全部の列を含むファイルと比較すると、4.0MB → 780kBでした。(列の数を114->6に変えたことに比べてあまり減っていない気もしますが、データの入っていない列もあるということで・・・)
まとめ
- AWS Cost and Usage Report 2.0のData Exportを使ってみました
- 列数を減らして出力できたので、コスト的にもよさそうです
- どの列を見るかなどの試行錯誤のときは全列必要かもしれません
Discussion