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AWS Cost and Usage Report 2.0を使って列を絞って出力してみた

2023/12/06に公開

2023/11/26 AWS Cost and Usage Report 2.0 (CUR 2.0)が発表されました。

  • これまではCout Usage Reportでは全項目を出力していたが、列を選択できるようになった
  • 項目に、使用アカウント、支払いアカウントが追加されている

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws-cloud-financial-management/introducing-data-exports-for-billing-and-cost-management/

前提

Cost Usage Reportのことは以前こちらに書きましたのでご参考。

https://zenn.dev/shimo_s3/articles/39202f0a80a2e1

Data Exports使ってみる

A data export tool that enables you to create customized exports from multiple AWS cost management and billing datasets.

引用のとおりで、コスト管理や請求データを組み合わせたりしてエクスポートできるようです。今回は、列を絞って出力します。

設定する

Billing and Cost Management → Data Exportsから画面に入ります。
ResourceIDはチェック入れたほうがよいと思います。

列を選択

114項目から選択できます。1つずつ押すしかないようです。

検索するとこういう感じ。

私の場合、これまでのCostUsageReportでは頻繁に見るわけではないのでcsvをダウンロードして直接GoogleSpreadSheetに移して見ています。以下は絞ったときの例。

最低限の列の想定で、こちら6つを選択しました。

line_item_usage_start_date
line_item_usage_end_date
line_item_operation
line_item_resource_id
line_item_blended_cost
line_item_line_item_description

クエリとしてどうなっているかを見られます。Athenaでこのクエリをするのと同じということでしょうか(Athena使ってないので分からないですが)

出力設定

zipでの出力が選べたのですが、選択肢から無くなっています。

結果

待つこと数時間、、欲しい列だけのデータが出力されていました。列の順はアルファベットでソートされているようです。

サイズが小さくなって良いですね。私の環境ですが、12/1-3日のデータで全部の列を含むファイルと比較すると、4.0MB → 780kBでした。(列の数を114->6に変えたことに比べてあまり減っていない気もしますが、データの入っていない列もあるということで・・・)

まとめ

  • AWS Cost and Usage Report 2.0のData Exportを使ってみました
  • 列数を減らして出力できたので、コスト的にもよさそうです
    • どの列を見るかなどの試行錯誤のときは全列必要かもしれません

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