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Lambdaの利用料金を整理したい
やりたいこと
Lambdaの料金が、よくわからなくなるので、まとめたい。
リージョンの差
Labmdaでは、多くのリージョンでは同じ料金(最安)
- 同じ料金(最安): アメリカのすべて、欧州のミラノ以外、とアジアパシフィックの香港以外
- 30-40%ほど高い:中東、ミラノ、香港、ケープタウン
アーキテクチャの差
x86 と Armでは、Armの方が単価が20%安い。(最大34%と書いてあるのは、どういう比較か不明。パフォーマンスも含めると、ということ?)
AWS が設計した Arm ベースのプロセッサアーキテクチャを使用する Graviton2 で実行される AWS Lambda 関数は、x86 プロセッサで実行される関数と比較して、最大 34% 優れた料金パフォーマンスを実現します。
無料利用枠
- 利用開始からの期間に関わらず、毎月付与される
- 個人開発では、あまり課金されることはないかも。後述のネットワーク通信量が課金されたりするが、それも微少。
1 か月あたり 100 万件の無料リクエストと、1 か月あたり 40 万 GB-s のコンピューティングタイムが含まれる
料金
以下では、x86の料金で考えます。
最初の60億GB秒/月 はこの料金
期間 | リクエスト |
---|---|
GB-秒あたり 0.0000166667USD | リクエスト 100 万件あたり 0.20USD |
- 利用期間が上がると単価が変わります。60億GB秒から50%足した90GB秒、更に50%足した150秒になると、期間単価が10%、20%値下がりします
- リクエスト料金はずっと同じ
どれだけ使うと1ドルになるのか
期間の課金
- 1GBメモリで考えて
1 / 0.0000166667USD = 60,000 秒
- 6万秒は16.66時間
- 128MBメモリだと8倍で133.3時間(5.55日)に相当
- 128MB、最長の15分実行だと533回実行
リクエスト課金
- 500万回で1ドル
Lambda エフェメラルストレージの料金
- 512MBまでは無料
- GB-秒あたり 0.0000000309USD(最安・オハイオ、オレゴンなど)
- この料金はリージョン差がいろいろあり、東京・大阪だと0.000000037USD
Provisioned Concurrency 料金
-
Provisioned Concurrency を有効にしていた時間。5分単位で切り上げ
-
0.0000041667 GB秒(最安・オハイオ、オレゴンなど)
-
0.0000053835 GB秒(東京)
-
期間に対する単価は25%ほど低い
-
リクエストは同じ
期間 | リクエスト |
---|---|
GB-秒あたり 0.0000125615USD | リクエスト 100 万件あたり 0.20USD |
- Provisioned Concurrencyの設定時は、無料利用枠は適用されない
データ転送およびその他の料金
- EC2の場合と同じ。インは無料。アウトは課金。
- 0.09USD / GB
- 同一リージョン間であれば、無料になるサービス:S3、Amazon Glacier、DynamoDB、SES、SQS、Kinesis、ECR、SNS、EFS、SimpleD
- リージョン内のアベイラビリティーゾーンをまたいだ VPC ピアリング接続間でのデータ転送の料金は、各方向で 0.01 USD/GB
Lambda@Edge の料金
- 全リージョンで、同じ料金
期間 | リクエスト |
---|---|
GB-秒あたり 0.00005001USD | リクエスト 100 万件あたり 0.60USD |
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