Open1
キーコンテナー(Key Vault)
🌟キーコンテナ
英語では、Key Vaultとも。どちらも同じ意味として認識してよい。
- キー
- シークレット
- 証明書
などの秘匿情報を管理するサービス
キー
データ暗号化に使用する暗号化キーを作成する。アクセス管理もできる
シークレット
キーバリュー形式で秘匿情報を格納する。アクセスも管理できる
証明書
TLS/SSLで利用する証明書を管理する
🌟キーコンテナの使い方
シークレットでSQLサーバの接続文字列を管理するときの概略
- 接続文字列をシークレットに登録しておく
- VMからキーコンテナにアクセスするために、マネージドID作成する
- 作成したマネージドIDをVMに付与する
- キーコンテナ側で、マネージドIDへアクセス許可の設定を行う
- 指定したVMのみキーコンテナにアクセスできるようになった
- VMからキーコンテナにアクセスして、接続文字列を取得
- その接続文字列をもって、SQLサーバにアクセスする
キーコンテナの作成方法
- 基本
- Key Vault名
- 地域
- 価格レベル
- 削除されたコンテナーを保持する日数:7~90で選択できる
- ネットワーク
- 接続方法
- プライベートエンドポイントを選択するとキーコンテナへの設定がPortal上からできなくなる
- ここでは、選択されたネットワークを使用
- 仮想ネットワーク(既存を選ぶか新規作成か)
- 接続方法
シークレットの作成
作成の前に
デフォルトだと、キーコンテナ作成時に設定した仮想ネットワークからのみアクセスが可能となっている。そのため、Azure Portalからシークレット等を作ることができない。
“ネットワーク” → ファイアウォールのIPアドレス → 自分のローカルマシンのIPアドレスを入力 → 保存
これで、シークレット等の作成ができる。
シークレットの作成
シークレットとして管理したい情報をキーバリュー形式で保存していく。
- アップロードオプション
- 名前(キーとなる値)
- 値(バリュー)
🌟マネージドID
マネージドIDの作成
- 基本
- サブスクリプション、リソースグループ、リージョン
- 名前
仮想マシンにマネージドIDを付与する
- ユーザー割当済を選択
- 追加ボタン
- サブスクリプションごとに作成されているマネージドIDが表示されるので、その中から選択
🌟キーコンテナヘのアクセスを管理する
- 該当のキーコンテナのページに行く
- 設定→アクセスポリシーを表示
- アクセスポリシーの追加
- キー、シークレット、証明書、それぞれに取得や一覧表示、作成、削除等の操作ごとに権限を付与・削除できる
- プリンシパルの選択
- ここでマネージドIDを選択する
この設定をすることで、このマネージドIDに対して、アクセス許可が設定される。
この後、このマネージドIDを付与されているVMがここで許可された操作ができるようになる。