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AWS認定ソリューションアーキテクトに合格しました

2020/11/23に公開

AWS認定ソリューションアーキテクト(SAA)に合格したので、忘れないうちに記録を残しておきます。

1. 受験した動機

業務で担当しているプロダクトのインフラがAWSで構築されていて、EC2やRDS、S3をなんとなく触っていた程度でした。
ちなみにエンジニア歴は8ヶ月です。

業務で実際に触るAWSのサービスは限られるのですが、

  • もっとAWSの全体像を理解して知識を深めたい
  • インフラの基礎を勉強したい

といった理由でSAAの勉強をはじめました。

2. 取得してみて

まず「SAAを取得すること」と「AWSでインフラが構築できるようになること」は別物です。

合格してみて強く感じますが、ただ資格の勉強をしても実際にAWSを使えるようにはなりません。業務や個人サービスで実際に手を動かして初めて使えるスキルとなるので、SAAはその準備程度として捉えたほうが良さそうです。

SAAを取得するメリットとしては、

  • AWSでインフラを構築する際の現時点でのベストプラクティスを理解できる
  • AWSの様々なサービスの特徴を理解し、組み合わせることで最適な設計のイメージができるようになる
  • 新しい技術を導入する際の比較として、AWSのサービス知識が使える (メール配信にはSESかSendGridか、サーバー監視にはCloudWatchかMackerelか、などなど)

等が挙げられます。

基本的に「広く浅く」勉強することがSAA取得では求められます。

3. 学習期間と教材

学習期間は1ヶ月半くらい、勉強時間にすると約100時間でしょうか。
たまに業務で気になったことの調査や、興味のある記事のハンズオンに浮気はしましたが、SAAの勉強は平日で〜2時間、休日は2〜5時間程度を毎日続けました。

教材は下記を使用しました。(書籍は先に合格していた社内の先人に借りました、感謝🙏)

【Udemy】

【書籍】

4. 学習手順

勉強開始〜2週目

まずはUdemyの「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)」でハンズオン中心の学習をしました。

EC2やRDS等の基本サービス中心ですが、手を動かしながら学習することでイメージしやすくなります。
資格を取ることが目的ではなく、実際にAWSを使えるようになることが目的なので、ハンズオンはしっかりやることをおすすめします。
AWSの無料枠だけでは収まらないですが、僕の場合は500円程度の料金ですみました。

この講座は説明がわかりやすく導入には大変良いですが、試験範囲は広いので他の教材も併用したほうが良さそうです。
最後の模擬試験はネットにある無料の問題よりも質はいいと思います。

Udemyと並行して書籍2冊を読みました。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」はサービス毎に詳しく解説されていました。
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書」はAWSのWell-Architectedフレームワークに沿って、観点別にまとめられています。

この2冊は異なるまとめ方がされているので、違う視点からポイントを押さえられるので併用にはいい組み合わせでした。

3〜5週目

一通り、ハンズオンでの学習が終了したら、ひたすら模擬試験を繰り返しました。
上記講座についてる模擬試験3回分に加えて、「【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」の6回分です。

スコアはこんな感じです。
答えを覚えるだけでなく、全選択肢の説明ができるようになるくらいまで、毎回見直しに時間をかけました。

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
付属模擬1 63 75 93 95 100
付属模擬2 55 76 78 95
模擬試験1 87 95 96
模擬試験2 64 87 95 100
模擬試験3 52 90 98 95
模擬試験4 52 80 95 92
模擬試験5 53 81 92 95
模擬試験6 56 80 93 92

6週目〜

ここまでくると自分の苦手な分野も分かってくるので、苦手分野を中心にUdemyの講座を見直したり、上記2冊の書籍を読み直したりしました。

5. 感想

ソリューションアーキテクトを受験して、繰り返しですが「SAAを取得すること」と「AWSでインフラが構築できるようになること」は別物だと感じました。
今後は業務や個人学習で実際にAWSを動かしながら、クラウドインフラを深めていきたいです。

試験内容に関してですが、マイクロサービスの連携や疎結合化に関するSQSの問題が多かったように思います。
反復学習が大事なので、何回も同じ問題集・書籍に取り組むことが試験対策としては良さそうでした。

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