Jamf Nowでデバイス管理するまでの導入手順
Jamf Nowについて
Apple製品のモバイルデバイス管理(MDM)が行えるクラウドアプリケーション。
【特徴】
- 小規模組織向け(〜50台)
- サインアップ、即日利用可能
- トライアル可:1〜3台までは無料
- 年間 3000円/台
- 決済:クレジットのみ
通常、デバイスのキッティングは実物を触って行う必要があるが、Jamfを使うことで遠隔によるキッティングや統一された設定・一元管理を行うことができる。オフィスを経由せずともリモートで完結できるゼロタッチデプロイが実現できる。
導入手順
- D-U-N-S Numberを取得
- Apple Business Managerに登録
- Jamf Nowにサインアップ
- デバイスの登録
- Blueprintで各種設定をセットアップする
1. D-U-N-S Numberを取得
Apple Business Managerに登録するには「D-U-N-S(ダンズ) Number」が必要となる。
以下のページにアクセスし、新規リクエストを行う。
登録が完了するとメールアドレス宛にD-U-N-S Numberが通知される。
2. Apple Business Managerに登録
Jamfでデバイス管理を行うにはApple Business Managerに登録する必要がある。
以下のページから登録を行う。この際、D-U-N-S Numberの入力が必要となるので、前手順を完了しておくこと。
なお、登録した電話番号にAppleから確認の電話が架かってくる。その電話で確認が取れれば登録完了となる。電話に出られなかった場合はこちらからサポートに電話をかける必要がある。
ここに記載の電話番号から窓口へと繋げてくれる。
日本
国内からかける場合:
0120-27753-5
海外からかける場合:
(81) 3-6365-47051
3. Jamf Nowにサインアップ
Jamf Nowのページから「始める」でサインアップを行う。
ここまでで下準備は完了。
4. デバイスの登録
① 自動登録
Apple Business Managerへお客様番号を登録
デバイス管理をするためにAppleお客様番号を設定する必要がある。
Apple Business Manager: 「設定」 > 「デバイス管理の設定」
Appleお客様番号について
※ 法人としてDEPデバイスを購入する必要がある
お客様番号を入手するには、DEP(Device Enrollment Program)対象のiOS端末を購入し、法人としての審査を通過する必要があるとのこと。Apple正規販売店で直接「DEPデバイスが欲しい」と申し出ることで、確実に資格が得られるようになるとのこと。
Jamf Nowで自動登録の設定
Jamf Now: 「デバイス」 > 「自動登録」 からデバイスの自動登録を行う
参考)
手順
- プログラムの選択
- ダウンロードキー
- トークンのダウンロード
- トークンのアップロード
- セットアップの手順
1. プログラムの選択
Jamf Now: 「Apple Business Manager」を選択
2. ダウンロードキー
Jamf Now: パブリックキーをダウンロードする。
3. トークンのダウンロード
App Business Manager:
「デバイス管理の設定」 > 「MDMサーバを追加」 で MDMサーバを追加する。
2のパブリックキーをアップロードする。MDMサーバの設定完了後、トークンをダウンロードする。
4. トークンのアップロード
Jamf Now: 3のトークンをアップロードする。
5. セットアップの手順
Jamf Now: 初回起動時のセットアップ手順を設定する。
ここまでで完了。なお、デバイスはJamf側で同期すると自動登録される。
② 手動登録
- Jamf Nowの 「デバイス」 > 「デバイスを登録」を選択
- 「名称」「Blueprint」を入力して「iOS構成プロファイルをダウンロード」でプロファイルをダウンロード
- 「enroll.mobileconfig」ファイルがローカルにダウンロードされるので、ファイルをタップしてプロファイルをインストールする
- 「システム環境設定」 > 「プロファイル」 > ダウンロードしたファイルを選択 > 「インストール」
これでJamf Nowのデバイスにプロファイルをインストールしたデバイスが表示され管理端末になる。
5. Blueprintで各種設定をセットアップする
デバイスが登録されているBlueprintにAppやセキュリティなどの設定項目がある。Blueprintに登録されているデバイスを一括で設定することができる。
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