【合格体験記】AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01)
1.はじめに
はじめまして!ふくもんと申します。初投稿となります。
2024年12月23日にAWS認定試験の1つであるAI Practitioner(AIF-C01、以下AIFと表記します)を受験し、合格することができました。
試験対策を通して、まだまだ新しい資格ということもあってか情報が少ないと感じたので私が取り組んだ内容をご紹介いたします。
今後AIFを受験予定の方に少しでも参考になれば幸いです。
2.筆者のスペック、受験動機
- AWS歴2年ほど
- 実務はAI/MLとは無関係の内容で、AWSのAI/ML系サービスもほぼ触ったことなし(個人的な興味でBedrockのPlaygroundを触ったことがある程度)
- AWS認定資格はAI/ML系(AIF、MLA、MLS)以外は取得済み。AWS認定資格全冠を目指しているため受験
- 2023年9月にG検定に合格。ただし、当時の知識はほぼ忘れてしまっている。。
3.AIFの概要
AWS認定試験のうちFoundational(初級レベル)に位置づけられる資格で、試験ではAI/MLの基礎知識や生成AIのユースケース等が問われます。
1000点満点で700点以上で合格となります。
2024年10月に正式版がリリースされた新しい試験です。
詳細は下記公式サイトをご参照ください。
4.学習期間
学習期間としては1ヶ月ほどでしたが、仕事が忙しく勉強できなかった日もあったため、実質的には2~3週間程度だと思います。
5.学習内容
1. AWSSkillBuilderの公式練習問題集
まずはAWSSkillBuilderの公式練習問題集(AWS Certified AI Practitioner Official Practice Question Set (AIF-C01))に取り組みました。
こちらはSkillBuilderのアカウント(BuilderID)があれば無償で受講でき、20問の練習問題を解くことができます。
こちらの内容は本試験の内容と比較しても大きな違いは無かったと感じましたので、本試験の合格ラインに対して自分の実力がどの位置にあるのかを客観視することができると考えます。
なお、私は13/20の正解率65%だったため、これはちょっと他の対策もしないといけないと考え、別の教材を探しました。
2. Udemy「【最新】AWS認定AIプラクティショナー試験突破講座+模擬試験2回分付き!」
UdemyでAIFの講座を探してみたところ、本講座と後述の模擬問題集がヒットしたので両方購入し、本講座はインプット学習用に利用しました。
結果的にインプットはこれだけで試験に合格できましたので、試験対策としては十分だと考えます。ただし、後述しますが試験範囲のうちAI/MLの基礎については基準点を下回ってしまったので、AI/MLの基礎知識もしっかり習得したいという方は別のインプット用教材も併用した方が良いと思います。
3. Udemy「AIF-C01 / AWS Certified AI Practitioner 対策テスト4回+補足問題」
アウトプット学習用に利用しました。65問の模擬試験が4回分と、別に知識補足問題が2回分付いています。
私は模擬試験4回分を2周行い、2周目の正解率は8割ちょっとでした。アウトプットを通してインプットの内容を補強できたのでその点は良かったと思います。
ただし、本講座のレビューにもある通り、難易度としては本試験よりも簡単、かつ設問の問われ方も本試験とは異なる(本試験は単純に知識を問う問題は少ない)といった注意点があるので、それを踏まえた上で受講要否を決めるべきだと考えます。
6.試験結果
試験結果は781点でした。試験中の手ごたえとしても7割はかろうじて超えてるんじゃないかといった感じだったので、ある程度想定内の結果でした。
ただし、内訳を見ると、5つの出題範囲のうち「AIとMLの基礎」が改善が必要(基準を下回っている)となってました。この点は試験中も初見の用語がいくつかあったので、悔しいですが致し方無しといった感想です。。
7.受験した感想
(受験した方の多くが仰っている通り)思っていたより難しかったです。。
その理由としてはまだ情報が少ないこと(問題集サイトもまだ未対応)と、私のように実務ではAI/MLに携わっていないが他のAWS試験を受けてその延長で受験するパターンだとAI/MLの知識が不足していたりSageMakerに馴染みが無かったりして難しく感じるのだと思います。
ただ、AI/ML系以外のAWSサービスの話などSAAレベルの知識があれば即答できるような問題もあるのでそこを得点源としつつ、生成AI・基盤モデル関連とAWSのAI/ML系サービス関連(SageMakerやその他のAIサービス)の知識を補強すれば合格ラインには十分届くと考えます。
※もちろん全ての分野で基準を超えるのが理想ですが、試験対策という観点ではAI/MLの基礎のためにG検定の教科書を読み込んだりするのは時間対効果が悪いと感じました。
8.おわりに
以上、私のAIF体験記となります。
今回の経験を通して情報量が少ないと苦戦するということを実感しましたので、次はAIF同様まだ新しいMLAは一旦避けて、情報量が多いMLSの合格を目指したいと思います。
本記事が誰かの助けになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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