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外国人in日本、IT業界5年目突入の感想

2023/04/08に公開

はじめに

こんにちは、Shenです。
日本で5年間働いていて、派遣、中小企業、スタートアップの経験があります。
私のキャリアパスは中小企業→派遣→スタートアップです。それぞれの段階で感じたことを書こうと思いました。

中小企業

作業強度

作業強度は中です。なぜなら、プロジェクトに関連する知識が不要なタスクは、派遣の同僚たちに割り当てられているからです。主なタスクは、要件定義、ドキュメント作成、コードレビューです。もちろん、コーディングのタスクもありますが、自分の領域でコードを書くことと、放浪しながらコードを書くことは大きく異なります。自分の同僚たちもあなたを気遣ってくれます。なぜなら、あなたは派遣ではなく、彼らの本当の同僚だからです。問題があれば、メンターが解決策を提供してくれます。見知らぬ人に質問する心配が少なくなります。

交流

会社の福利厚生や同僚たちとの交流を楽しむことができます。パーティーや食事、結婚式に一緒に参加することもできます。誰が子供を出産したかなどの情報も耳に入ってきます。派遣時には言いづらかった要望も、ここでは自然なことになります。だって、皆さんはあなたを自分たちの仲間として受け入れてくれるからです。

学習の雰囲気

学習関連の活動はかなりあり、通常は勤務時間内に実施されるため、仕事をしながら学ぶという感覚も非常に良いです。ただし、学習内容はプロジェクト管理や古い技術に偏っています。新しい技術に夢中な人であれば、ここではかなり制限されることになります。

SIer

作業強度

作業強度は大です。派遣に関わる開発モデルは通常、ウォーターフォール形式で、非常に急速な進捗が求められます。また、基本設計書、詳細設計書などの関連する文書はすべて必要不可欠です。そのため、コーディング以外にも、文書の修正や更新には苦労します。最悪の場合は、現場の人からコード進捗を常に催促され、文書も常に修正しなければならないこともあります。

交流

精神的ストレスは比較的大きいです。派遣は、あなたを他の会社に貸し出すことに相当します。他の会社は生産力だけに興味があります。コードの品質が悪く、文書が明確でなく、質問をしないなどの問題が自分の派遣会社に伝わると、二重苦に直面することになります。耐える力が弱いプログラマーは、話すことが嫌いになり、仕事や現場に反感を抱く可能性があります。そのため、退職率や転職率は比較的高い傾向にあります。生活支援システムを持つ派遣会社も一部あります。毎月面談を行い、あなたの生活状況や精神状態を聞き、現場の変更要求がある場合は、生活支援のスタッフが対応策を考えます。

学習の雰囲気

毎回の派遣には新しい現場に適応する必要があり、新しい同僚たちと一緒に、時には自分が慣れていない技術分野に配置され、新しい技術やコーディング規範にも適応する必要があります。そのため、学習は浅く止まる傾向があります。タスクを完了できれば、進度に追いつくことが最も重要です。学習の深度はプロジェクトの制限を受けます。同僚間の相互理解が低い場合、共に研究し、学習し、進歩することは非常に稀です。

スタートアップ

作業強度

作業の強度が不安定です。スタートアップ企業は、アジャイル開発形式を採用することが多く、需要に応じて仕事量が大幅に増減することがあります。会社が安定期にある場合は、一般的に仕事量はあまり多くありません。量より質を求めます。

交流

精神的ストレスは比較的少ないです。スタートアップ企業の社員の平均年齢は35歳以下であり、同じ目標のために努力する仲間として、互いに助け合うことが多いです。プロジェクトマネージャーも開発チームを十分信頼しており、コーディングの自由度が高く、ドキュメントも単なる補助ツールに過ぎません。また、アクティビティーも多く、同僚との交流も支障なしです。

学習の雰囲気

学習環境が濃厚です。企業や製品が未熟であるため、多くのトライアンドエラーの機会があります。新しい技術に関するディスカッション、作業方法と効率に関するディスカッション、ユーザー分析に関するディスカッション、設計に関するディスカッションなど、自分の分野以外の人から多くを学ぶことができます。

終わりに

個人的には、中小企業は日本社会に適応するのに適しており、派遣はストレス耐性を養うのに適しており、スタートアップは視野を広げるのに適しています。

現在、スタートアップで働いています。学ぶべきことがたくさんありますが、学習環境は非常に良好です。開発チームは企業文化やチーム文化について話し合っていて、同僚は「自分が望むチーム文化を自分で創造する」と言いました。私はこれに深く共感しました。自発的に学び、共有し、助けることは、他の人に感染し、潜在的にチームの雰囲気を変えることができます。もちろん、平等かつ相互尊重のあるチームでなければなりません。

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