AndroidとWindowsのミラーリング方法
WindowsでAndroidデバイスをPCにミラーリングする方法
Androidデバイスの画面をWindows PCにミラーリングして操作するためのツール「scrcpy」の構築方法を解説します。簡単なテーマでインストールできるので、ぜひお試しください。
(ほぼ備忘録です)
準備
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scrcpyをダウンロード
下記のURLからscrcpyのWindowsバージョン(今回は64ビット版) をダウンロードします。
『scrcpy Windows ダウンロードページ』 -
ファイルの解凍
ダウンロードした.zip
ファイルを解凍します。 -
scrcpyフォルダーのパスを設定
解凍したファイルを任意の場所に移動し、そのフォルダーパスをコピーします。例:
C:\Users\username\Desktop\scrcpy-win64-v3.1
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環境変数の設定
コントロールパネルから環境変数を設定します。「Path」に解凍したscrcpyのフォルダーパスを追加します。
Androidデバイスの準備
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開発者モードをオン
- 「設定 → 章ポリ → ビルド情報」の項目を7回タップします。
- 此により「開発者モード」がアクセス可能になります。
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USBデバッグをONに
「設定 → 開発者オプション」からUSBデバッグを有効化します。
PCとAndroidの接続
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USBケーブルでPCに接続
AndroidデバイスをUSBケーブルでWindows PCに接続します。 -
認証を許可
PCからのUSBデバイス認証のポップアップが表示されます。「許可」を選択します(これを総合で1ないまで表示される事も有ります。 -
Wi-Fi接続情報を確認
「設定 → 接続 → Wi-Fi」から接続中のWi-Fiを選択し、「IPアドレス」を確認します。例えば「192.168.1.13」のような記述を確認してください。 -
adbで接続を認証
コマンドプロンプトを開き、以下を実行します:adb devices
デバイスが表示されていることを確認します。
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Wi-Fiデバッグを有効化
以下のコマンドを実行し、デバイスをWi-Fiデバッグに切り替えます:adb tcpip 5555
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USBを切断
USBケーブルをデバイスから外します。 -
Wi-Fiで接続
Wi-FiのIPアドレスを用いて、以下を実行します(例えば「192.168.1.13」は正確なIPに置き換え):adb connect 192.168.1.13:5555
「connected to 192.168.1.13:5555」が表示されたら正常に接続されています。
scrcpyの実行
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scrcpyのミラーリングを開始
コマンドプロンプトで以下を実行します:これでAndroidデバイスの画面がWindowsにミラーリングされます。scrcpy
参考
後半部分で scrcpy の解説があります。
最後に
これでWi-Fi経由で、自由にAndroidデバイスをWindows PCから操作できるようになりました。scrcpyで高速でスムーズな動作を体験できます。
また、セキュリティ確保のため、ミラーリング終了後は、Androidデバイスの開発者向けオプションはオフにしておいてください。
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