サンプルアプリケーションで理解するReact 18 Concurrent features入門
本書はReact 18で導入されたConcurrent featuresに焦点を当てた本となっています。 Concurrent featuresとは「画面上でUIを表示させつつ、裏でレンダリングの準備をする」といった並行処理を実現可能にしたReactの新しいエコシステムで、React 18で導入された新機能のうち最も重要なものの1つです。 本書ではConcurrent featuresの概念や、Concurrent featuresと関係性の深いSuspenseやTransitionsの理解を目指します。 また、Transitionsを実現するための新しいカスタムフックuseTransitionとuseDeferredValueの使い方について学習をします。 Concurrent featuresの理解を深めるため、本書には適宜サンプルコードを掲載しています。 サンプルコードの実装は、GitHub上に用意した専用のリポジトリをベースに進めていきます。 確認項目ごとにブランチを用意しているため、必要なコードをすぐに準備できるようになっています。 なお、完成形のコードも公開しているため、手元で実装をせずに動作確認を行うこともできます。 本書では「React 18 + Vite + TypeScript」で構成されたリポジトリと「Next.js 13 + TypeScript」で構成されたリポジトリの2種類を利用します。バージョンについては、Reactは18.2.0、Next.jsは13.4.9となっています。
Chapters
はじめに
サンプルアプリケーションの下準備をしよう
Concurrent featuresについて理解しよう
Suspenseについて理解しよう
Suspenseによるコード分割を理解しよう
Suspenseと非同期処理を組み合わせてみよう
Suspenseの仕様について理解を深めよう
Streaming Server Renderingについて理解しよう
Transitionsについて理解しよう
useTransitionについて理解しよう
useDeferredValueについて理解しよう
まとめ
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