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🧑‍💻GASを使用するときに便利な機能まとめ

2024/09/17に公開

今回は、Google Apps Script (GAS) を使用するときに便利な機能を3つ記事をまとめます。
これらの機能を活用することで、GASでの開発がより効率的になり、快適になると思います。

1. フォルダ構造の作成:ファイル名にスラッシュを使う

GASのスクリプトエディタでは、ファイル名にスラッシュ「/」を使うことで、フォルダ構造を作成できます。これにより、プロジェクトの管理が楽になります。

手順:

  1. GASのスクリプトエディタを開きます。
  2. 新しいファイルを作成する際、ファイル名に「/」を含めます。
    例:folder/file.gs
  3. 「作成」をクリックすると、自動的に「folder」フォルダが作成され、
    その中に「file.gs」ファイルが配置されます。

この方法を使えば、大規模なプロジェクトでも整理整頓が簡単になります。

2. TypeScriptの使用:型安全性と開発効率の向上

GASでTypeScriptを使用することで、型安全性が向上し、開発効率が上がります。

手順:

  1. ローカル環境にNode.jsとnpmをインストールします。
  2. プロジェクトフォルダを作成し、そこで以下のコマンドを実行します:
    npm init -y
    npm install -D @types/google-apps-script
    
  3. tsconfig.jsonファイルを作成し、以下の内容を記述します:
    {
      "compilerOptions": {
        "target": "ES2019",
        "moduleResolution": "node",
        "lib": ["esnext"],
        "types": ["google-apps-script"]
      }
    }
    
  4. TypeScriptファイル(.ts拡張子)を作成し、コーディングを始めます。
  5. コンパイルされたJavaScriptファイルをGASプロジェクトにコピー&ペーストします。

TypeScriptを使用することで、コード補完や型チェックの恩恵を受けられます。

3. Visual Studio CodeでのGAS編集:快適な開発環境の構築

Visual Studio Code(VSCode)を使ってGASを編集することで、より快適な開発環境を構築できます。

手順:

  1. VSCodeをインストールします。
  2. VSCodeの拡張機能マーケットプレイスから「Google Apps Script」拡張機能をインストールします。
  3. GASプロジェクトをローカルにクローンします:
    • GASスクリプトエディタで「ツール」→「スクリプト ID」からIDをコピー
    • ターミナルで以下のコマンドを実行:
      clasp clone <スクリプトID>
      
  4. VSCodeでクローンしたフォルダを開きます。
  5. コードを編集し、以下のコマンドでGASにプッシュします:
    clasp push
    

VSCodeを使用することで、コード補完、デバッグ機能、バージョン管理との連携など便利になります。

まとめ

これらの3つの機能を活用することで、GASでの開発効率が大幅に向上します。また、Typescriptの使用方法に関しては、様々な方がGAS用のテンプレートリポジトリを公開しているので、お試しで使用させていただき、開発を楽しんでいきたいと思います。

参考記事

Shunさんありがとうございます!
https://zenn.dev/overflow_offers/articles/20220616-google-app-script-technique

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