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🧑💻GASを使用するときに便利な機能まとめ
今回は、Google Apps Script (GAS) を使用するときに便利な機能を3つ記事をまとめます。
これらの機能を活用することで、GASでの開発がより効率的になり、快適になると思います。
1. フォルダ構造の作成:ファイル名にスラッシュを使う
GASのスクリプトエディタでは、ファイル名にスラッシュ「/」を使うことで、フォルダ構造を作成できます。これにより、プロジェクトの管理が楽になります。
手順:
- GASのスクリプトエディタを開きます。
- 新しいファイルを作成する際、ファイル名に「/」を含めます。
例:folder/file.gs
- 「作成」をクリックすると、自動的に「folder」フォルダが作成され、
その中に「file.gs」ファイルが配置されます。
この方法を使えば、大規模なプロジェクトでも整理整頓が簡単になります。
2. TypeScriptの使用:型安全性と開発効率の向上
GASでTypeScriptを使用することで、型安全性が向上し、開発効率が上がります。
手順:
- ローカル環境にNode.jsとnpmをインストールします。
- プロジェクトフォルダを作成し、そこで以下のコマンドを実行します:
npm init -y npm install -D @types/google-apps-script
-
tsconfig.json
ファイルを作成し、以下の内容を記述します:{ "compilerOptions": { "target": "ES2019", "moduleResolution": "node", "lib": ["esnext"], "types": ["google-apps-script"] } }
- TypeScriptファイル(.ts拡張子)を作成し、コーディングを始めます。
- コンパイルされたJavaScriptファイルをGASプロジェクトにコピー&ペーストします。
TypeScriptを使用することで、コード補完や型チェックの恩恵を受けられます。
3. Visual Studio CodeでのGAS編集:快適な開発環境の構築
Visual Studio Code(VSCode)を使ってGASを編集することで、より快適な開発環境を構築できます。
手順:
- VSCodeをインストールします。
- VSCodeの拡張機能マーケットプレイスから「Google Apps Script」拡張機能をインストールします。
- GASプロジェクトをローカルにクローンします:
- GASスクリプトエディタで「ツール」→「スクリプト ID」からIDをコピー
- ターミナルで以下のコマンドを実行:
clasp clone <スクリプトID>
- VSCodeでクローンしたフォルダを開きます。
- コードを編集し、以下のコマンドでGASにプッシュします:
clasp push
VSCodeを使用することで、コード補完、デバッグ機能、バージョン管理との連携など便利になります。
まとめ
これらの3つの機能を活用することで、GASでの開発効率が大幅に向上します。また、Typescriptの使用方法に関しては、様々な方がGAS用のテンプレートリポジトリを公開しているので、お試しで使用させていただき、開発を楽しんでいきたいと思います。
参考記事
Shunさんありがとうございます!
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