AIの助けを受けやすい3つの「メモ」
AIを無視しては何もできない時代ですね。人間の仕事の仕方も、「AIの助けを受けやすい」ような仕事の仕方が、どんどん有利になっていきます。
昔から有効であった、きちんと丁寧な仕事をするための技術や生産性を高めるための有効な技術というのがあります。その重要性が増していますというのが、今回のお話です。コーディングをイメージして話をしています。
- 計画をきちんと立てる。そしてそれを文字にする。メモにする。
- 関連する情報を集約したメモを作成する
- コードの中に丁寧なコメントを書く
これらの実践がなぜ昔から有効であったのかについて考えてみましょう。
それは、頭の中を整理し、今後の作業に向けて準備することができるからです。ワーキングメモリの負荷も少なくできますので、創造性を高めることに役立ちます。ストレスも減りますね。
この実践は、元々知的生産の技術として非常に有効だったのですが、ChatGPTの登場によってさらにこの重要性が増したと思っています。
GPTの能力上の限界として、「一度に多くの情報を処理できない」という壁があります。ソースコード全部とか突っ込めません。
また、散在する情報を自動的に収集して整理し、考えることも現状ではできません。ですから、リポジトリ内にある全ての情報を参照して考えるように指示することもできません。
そのため、私たちは情報をまとめ、整理してAIに仕事を依頼する必要があります。
必要な情報をまとめ、ある程度整理したテキスト情報を提供し、そこからAIにコードの作成や意見の提供を依頼する必要があるのです。
ここで重要なのは、ある程度短いテキストとして情報を集約しなければならないということです。
このように考えると、先に挙げた3つの実践が今後ますます有用になるでしょう。
これらの実践はAIが利用しやすい形になるため、AIの助けを受けやすくなります。
それと同時に、人間の知的生産性を高めるのに役立ちます。
人間の知力とAIの知力を同時に高めることができるので非常に魅力的ですね。
私の中では今これが1つ大きなテーマになります。
これらの実践をさらに深く探求し、より上手に実践できる方法を考えていきたいと思っています。ご参考になれば幸いです。
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