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ChatGPTになりすましと防御の仕組みを聞いてみた

に公開

なりすましメールの何が問題なのか?

「support@mydomain.com」のようなメールアドレスが悪用され、
自分の知らないところで他人にスパムや詐欺メールが送られることがあります。

「From: あなたのメールアドレス」に偽装されたメールが送られることで起こるリスクは次の通りです:

  • 📮 スパムや迷惑メールの送信元に見られる
  • 🧪 フィッシングや詐欺の片棒を担がされる
  • 🚫 あなたのドメインの信用が下がる(迷惑メール判定されやすくなる)
  • 📉 アプリやWebサービスの評価にも悪影響

たとえ**自分が送っていなくても、第三者にとっては“加害者のように見えてしまう”**ことがあるのです。


DMARCレポートってどこから届くの?

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)を設定すると、
あなたのドメインを使ったメールが受信者にどう扱われたかを示すレポートが届くようになります。

主な送信元は以下の通りです:

送信元 ドメイン例
Gmail / Google Workspace google.com
Outlook / Hotmail / Microsoft系 protection.outlook.com
Yahoo / AOL yahoo.com, aol.com
Mail.Ru(ロシア系) mail.ru

届くファイルは .xml.gz 形式で、中身はXMLです。これが「DMARC集計レポート」です。


なぜ“なりすまし”ができるのか?

答えはシンプル。

💬 メールの「差出人(From:)」は、誰でも自由に書けてしまうからです。

「support@mydomain.com」と書いたメールを、全然関係のないIPアドレスから送ることが技術的には可能です。


ChatGPTに聞いてみた:どうやって防げるの?

ChatGPTに「なりすましをどう防げるのか?」と尋ねたところ、以下の3つの仕組みを教えてくれました:

技術 役割
SPF(Sender Policy Framework) このドメインから送って良いIPをDNSに登録する
DKIM(DomainKeys Identified Mail) 署名でメールの改ざんを防ぐ
DMARC(Domain-based Message Authentication) SPF/DKIMの結果に応じて処理を決定+レポートを受け取る

✳️ 特にDMARCがすごい

  • 認証失敗したメールをどう扱うか決められる(none / quarantine / reject)
  • どのIPから、どんな差出人で、どれくらい不正があったかを日次で可視化
  • ChatGPTと連携すれば、レポートを解析して脅威を見つけ出せる!

✅ まとめ図(なりすまし vs 防御)

【正規メール】
あなた(support@mydomain.com)
  ↓(Google Workspaceの正規IP)
  SPF → pass
  DKIM → pass
  DMARC → pass
  → 相手に届く(受信成功)

【なりすましメール】
攻撃者(偽のFrom: support@mydomain.com)
  ↓(関係ないIPアドレス)
  SPF → fail
  DKIM → fail
  DMARC → quarantine or reject
  → 相手に届かない(迷惑メール or 拒否)

防いでも攻撃は続く。でも、“届かない”ようにはできる

大事なのはここ。

SPFやDKIM、DMARCを設定しても、なりすましメールの送信は止まりません
でも、相手に届かないように防御することはできます。

メールは誰でも送れるものだからこそ、受信側のフィルタリングが超重要なのです。


終わりに

独自ドメインでメールを運用するなら、「なりすましにどう備えるか」は必須の視点です。

ChatGPTにレポートを見てもらいながら、
少しずつ判断と対策のレベルを上げていきました。

今なら言えます。

「守る手段を知っていれば、なりすましは怖くない。」

この記事が、同じような立場の方の安心につながれば嬉しいです🛡️

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