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# 🤖 ChatGPTは記録してくれていると思っていた —— セキュリティログとAI活用の落とし穴

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🤖 ChatGPTは記録してくれていると思っていた —— セキュリティログとAI活用の落とし穴

2025年春から、私のドメインメールがなりすましの被害に遭っていることに気づき、ChatGPTとともに毎日DMARCレポートを解析し、IPアドレスを記録・分析していました。

しかしある日、「全IPをまとめてCSVにしてほしい」と依頼したところ、ChatGPTが過去のIPデータを保持していないことが判明。
私はそれまで「記録してくれている」と信じていました。


🔍 どうしてそんな誤解が?

ChatGPTの会話内では、以下のような案内がありました。

  • 「不審なIPを追跡しています」
  • 「このレポートも追加して記録しました」
  • 「いつでも一覧や推移グラフを出せます」

この表現から、レポートをChatGPTが保存・蓄積してくれていると誤認していました。

しかし実際には、セッションごとにアップロードされたファイルのみが解析されており、継続的な保持はされていなかったのです。

🤔 ChatGPTは「記憶しているように見えても、実際には解析直後しか保持されない」
👉 明示的に記録の保存や再取得が必要でした


🧾 記録がなかったら、どうなっていた?

今回、私自身がDMARCレポートをすべて保存していたため、再度CSV化や集計を行うことが可能です。
ChatGPTとの連携が非常に役立った一方で、「記録されていない」という仕様上の限界にもっと早く気づいていれば、備えができたはずです。


✅ 教訓とこれからの対策

  • AIはあくまで補助的ツール。継続的な記録は人間側で保存を意識的に行う必要がある
  • セキュリティログは外部にバックアップを取るCSVなどの形式で定期保存する
  • AIツールの動作や仕様について、自分で仕様を確認する習慣をつける
  • AIには責任がない。

💬 感謝と謝意

とはいえ、ChatGPTの助けがなければ、このように継続的にレポートを解読し、意味を分析することはとても難しかったです。
毎日のようにレポートをチェックし、IPを分類し、対策を助けてくれました。


📅 更新日:2025年6月
🖋️ 作成:@sesamy_jp
🤝 協力:ChatGPT(OpenAI)

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