Vue Fes Japan 2025 に参加しました!
はじめに
こんにちは、Sekibuuunです。
今回、学生支援制度プログラムを用いて、Vue Fes Japan 2025 に参加したため、レポートを書きました。
普段はVueではなくReactを書いているのですが、共通する部分もあると思うので、勉強になればと思い参加しました。
学生支援制度プログラムとは
- 交通費・宿泊費の補助(上限あり)
- 学生限定の特別プログラム
- Vue Fes Japan 2025 当日の学生限定セッションとランチ
主にこの3点が支援の内容になります。
印象に残ったセッション
オープニング
いよいよ始まりました!
オープニングのカウントダウンムービーの演出と音楽が豪華で驚きました!
まず、Vueのエコシステムの増加など、Vueの近況について紹介がありました。
また、Vue fes Japanの参加者は年々増加しており、今年は国内外から約750人参加したそうです。
次に、日英同時通訳の紹介がされました。
当日は英語のセッションにも参加したのですが、日英同時通訳のおかげでなんとか内容が分かりました。ありがとうございます。
最後に、スポンサー紹介がありました。

オープニングムービー
Key Note
Vue.jsの開発者であるEvan You氏による基調講演を聞きました。
Vueのここ1年の成長について知れましたが、まだまだ改善していきたいというお話をされていました。
ビルドツール
ビルドツールの歴史についてお話され、最初の頃はJSで作られており、起動時間が長かったそうです。
最近出てきたビルドツールは次世代と呼ばれており、GoやRustで書かれていることを知りました。
void(0)
- Vite
- Build tool
- Vitest
- Test runner
- Rolldown
- Bundler
- Oxc
- Compiler Toolchain + Linter & Formatter
からなる、void(0)について紹介がありました。
個人的に、「最近のフロントエンドビルドツールは何がいいかな?」と調べていた時に、Rolldownが出てきたので、Rolldown-Viteの紹介を注意深く聞いていました。
学生支援コンテンツ
kazupon氏、ubugeeei氏、Anthony Fu氏、Naoki Haba氏によるトークセッションを聞きました。
このセッションでは、
- OSSコミュニティとの出会い
- 学生・社会人それぞれの(OSSの)始め方
- Vue Fes Japan 運営の裏側
- 最初の一歩の踏み出し方
のテーマについて皆さんが話していました。
共通して「楽しんでやる」ことや、やったことを発信することが大事だと仰っていました。
OSSの初め方については、ドキュメントを読むことや、「自分のためにやる」という方法を紹介されました。
ubugeeei氏が仰っていた、「OSSをやってる人と話して教えてもらう」という方法を聞き、そんな方法もあるんだと驚きました。
パネルディスカッション
Evan You氏、Dan Abramov氏、dominikg氏、Kia King Ishii氏による「フロントエンドの未来を語る」というテーマのセッションを聞きました。
目の前に、Vue.js, React, Svelteの開発者が並んでいたのは中々見れない光景でした!
なので、最初のトークテーマが「どれが最強フレームワーク決めようぜ」になりそうでした笑(もちろん冗談)

左から、Kia氏、Evan氏、dominikg氏、Dan氏
Vibe Coding時代の到来
最初はこのテーマでした。
著名なエンジニアの方でも、AIの使い方は人それぞれなんだなと思いました。
AIが幻覚を起こさないように、出力されたコードは一読する必要があると仰っていました。
また、Evan氏は「リポジトリ自体に適切なコンテキストドキュメントが必要」と言っており、その上で「GitHubのissueやPRの履歴が見れれば便利」と意見しており、共感できました。
Vibe Codingは将来どうなる?
次はこのテーマでした。
皆さん共通して、Vibe Codingを100%信頼し切っているとは言い難い感じでした。
Dan氏は、「テストがどのような形であるべきか、などの行き詰まった時にとても役立つ」と仰っていました。
Evan氏については、「Vibe CodingはAIに運転席を渡すようなもの」と考えており、「AIをうまく活用する方法を学ぶ必要がある」と仰っていました。
フレームワークの設計思想とAI時代の変化
3つ目はこのテーマでした。
Svelteの開発者であるdominikg氏は、「Svelteは常に人間を第一に考えているが、現在のAIモデルはReactに引っ張られている」という問題点を指摘していました。僕は普段Reactを書くので、この問題点は言われないと気づかなかったと思います。
Evan氏については、「データセットは時間の経過とともに更新され、良くなっている」という前置きをした上で、「AIが既存の理解と統合できるようにする付随ドキュメントが必要」と仰っていました。
人間とAIでは理解できるドキュメントが違うんですね。。。
これからの枠組みは大きくなる?小さくなる?
4つ目はこのテーマで、ライブラリの枠組みがどうなるかというものでした。
大きくなる場合と小さくなる場合の両方の方向を調査する必要があるので、明確な答えはまだないそうです。
フロントエンドエンジニアに求められるスキルの変化
5つ目はこのテーマでした。
dominikg氏は、
- インターネット全体が劇的に変化するので、避けられない
- 常に好奇心を持ち続ける必要がある
と仰っていました。
Vibe Codingは、
- より優れたアプリケーションの構築には向いていない
- Boltを見ると、コーディングでどこまでできるかの制限が分かる
- 開発のスピードを競うようなもの
という意見が出ていました。
フロントエンドの未来予測
最後はこのテーマでした。
dominikg氏は、
- 非Chroniumブラウザの誕生を願っている
- JSは壊れているトピック
と仰っており、とても印象に残りました。
スポンサーブース
スポンサーブースシールラリーというものが実施されており、全26スポンサーを巡りました。
抜粋して紹介します。
株式会社スタディスト
生成AIに1回の指示で、ユーザーの要望に沿った修正をしてもらうというものでした。
要望は至ってシンプルでしたが、プロンプトを送れるのは1回だけだったので、どのようにAIに伝えるかが難しかったです。
要望は2つあり、1つは答えてくれましたが、2つ目は要望に沿いませんでした。
景品として、キーキャップのキーホルダーを頂きました!

景品
株式会社コドモン
コドモンブースでは、アンケートやくじ引きが出来ました。
くじ引きをした所、なんと2等のバスタオルが当たりました!(素材が良いやつらしいです!)
まさか当たるとは思いませんでした!ありがとうございます!

他にも
Vue.jsのクイズに解答したり、アンケートに答えたり、オリジナルゲームに挑戦したりするブースが多かったです。
スポンサーの企業様、ありがとうございました!
アフターパーティ
学生支援の一環で、アフターパーティにも参加することが出来ました。
豪華なお食事だけでなく、オリジナルビールやカクテルがありました。(僕はアルコールに弱いので、飲めなかったのが残念です😢)
食事は美味しかったです!

これ以外にもデザートがあります
感想
長いようであっという間でした!
ここには書いてないセッションにも参加したのですが、僕のVue.js知識が乏しいこともあり、表面的な理解しか出来なかったのが悔しいです!
Vue.jsやViteに詳しくなり、来年のVue fes Japanではもっと深い理解をしたいです!
カンファレンスの楽しさを知れたので、これからは色んなカンファレンスに参加しようと思います!
ありがとうございました!

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