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Open AIの利用規約とヘルプページを精査して、どのサービスならデータが2次利用されないかを調べてみた。

2023/04/12に公開

OpenAIのサービスは、多くの分野で利用されており、その中にはデータが2次利用される可能性があるものもあります。そこで、OpenAIの利用規約とヘルプページを精査し、どのサービスならデータが2次利用されないかを調べてみました。

利用規約のリンクはこちら。
https://openai.com/policies/usage-policies

データがどのように使われるかを説明しているヘルプページはこちら。
https://help.openai.com/en/articles/5722486-how-your-data-is-used-to-improve-model-performance

2次利用されるかどうかが利用規約とヘルプページ記載されている部分があるため、両方読まなければならないのが面倒でした。

2次利用されるサービス・APIの一覧表を作成しました。

サービス 2次利用されるか
chatGPT
DALL·E 2
API ✖︎

chatGPTとDALL・E 2関しては上記のものは2次利用されるものもあるので、機密情報(サービスのコードや個人情報)を入れてしまうのはやめた方がよさそうです。

ただ、こちらのオプトアウトのフォームを申請をすることで、2次利用に使わないようにしてくれるようです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScrnC-_A7JFs4LbIuzevQ_78hVERlNqqCPCt3d8XqnKOfdRdQ/viewform

ユーザーが情報を受け取る際や自らに関する情報を利用される際などに、
許諾(パーミッション)の意思を示す行為を「オプトイン」という。
反対に許諾しない意思を示す行為を「オプトアウト」という。

私は申請をしたのですが、1週間ほど経過してもまだ、回答が返ってきていないです。

また利用規約は以下のようにめちゃくちゃ頻繁に改正されているので、定期的に確認をする必要がありそうです。

2023-02-15:ユースケースとコンテンツのポリシーを1つの利用ポリシーに統合し、高リスクと考えられる業界でどのような活動を許可しないかについて、より具体的なガイダンスを提供しました。
2022-11-09:OpenAIにアプリケーションを登録することを義務付けることはもうありません。その代わり、自動と手動の方法を組み合わせて、ポリシー違反の監視を行うことになります。
2022-10-25:アプリ審査プロセスを更新(開発者は、当社のポリシーに準拠している限り、提出後に承認を待つ必要がなくなりました)。成果ベースのアプローチに移行し、セーフティベストプラクティスを更新しました。
2022-06-07:アプリケーションのカテゴリーと対応する要件にリファクタリングされる
2022-03-09:"アプリレビュー "にリファクタリング
2022-01-19:コピーライティング、記事作成・編集ガイドラインの簡略化について
2021-11-15:コンテンツガイドライン」セクションの追加、ほぼ常に承認される用途と不許可の用途に関する箇条書きの変更、文書の名称を「使用例ガイドライン」から「使用ガイドライン」に変更した。
2021-08-04:コード生成に関連する情報を更新しました
2021-03-12: 詳細なケースバイケースの要件を追加し、小さなコピーと順序を編集しました。
2021-02-26:TweetとInstagramのジェネレーターの不許可を明確にした。

今回、利用規約を調べた理由は、弊社ではドクターボイスというヘルスケアアプリを開発しているのですが、現在使用しているAWS Transcribeより精度の高いwhisperのAPIを使いたいと思ったためです。
https://www.doctor-voice.com/

APIに関しては2次利用されないということが明記されていたので、whisperの利用を進めていきたいと思いました。

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