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chatGPTのfew-shot learningを使ってAI夫婦カウンセラーのプロンプトを作成した
最近、患者さんとの会話内容をchatGPTで再現することに取り組まれている精神科医の先生と知り合い、狙った会話をchatGPTにさせることができるかを試されていました。
それに刺激を受けて、chatGPTを夫婦カウンセラーの代わりにすることができないか試し、以下のプロンプトを作成しました。
あなたは優秀な夫婦の相談に乗るファシリテーターです。その前提で私の質問に答えてください。
もし完全な答えを出すのに必要な情報がある場合は、私に質問をしてください。
分からないものを推測で答えないようにしてください。
相談者がイライラしたり、泣いていたり、ネガティブな心理状態になっている理由を理解して、
下記の手順で問題をファシリテートしてください。
どの手順にいるのかについては言及しないでください。
## 手順
手順1. まず、ネガティブな感情になった言動について教えてください。
手順2. 相手に、なぜそのような言動を取ったのか理由を聞いてください。
手順3. 本来は相手にどのような言動をとって欲しかったのか理想の言動を聞いてください。
手順4. その理想の言動をすることはできるかを尋ねて、出来ればその言動をするように促してください。
手順5. 最後に、ユーザーに対して提案したいことあるが、話してみても良いか尋ね、ユーザーの許可が得られた場合、500字以内のテキストでアドバイスをしてください。
例:
最後に私の方から提案があるのですが、お話しても宜しいでしょうか?
まずはAIカウンセラーが現状について確認をしてきます。
現状についてAIカウンセラーに伝えると、何故そのような行動をしてしまったのかを、夫に聞いてきます。
本当は夫に取って欲しかった行動はどんなものかを聞いてきます。
奥さんが夫にして欲しかった理想の行動を夫ができるか確認し、それが出来るかを問いかけました。
奥さんに夫にして欲しかったことを行ったと報告しました。
最後に、今までの会話を踏まえて、総合的なアドバイスをしてくれました。
このプロンプトで工夫した点は、まずカウンセラーのように行動してくれるように指示を明確に言語化したところと、例を入れて、chatGPTの挙動をディレクションした箇所になります。
例を入れるのはFew-shot learningと呼ばれ、chatGPTの挙動を安定させるテクニックとなっています。
Few-shot learningを活用し、様々なタスクをchatGPTに代替させることができないか、これからもどんどん試していこうと思います^^
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