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jpg/jpeg

概要
- JPEG(.jpeg/.jpg) は、Joint Photographic Experts Group が策定した静止画向けの可逆圧縮規格です。
- 拡張子は「.jpeg」と「.jpg」の2種類がありますが、実体としてのファイル形式はまったく同じです。
背景
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規格名
- 正式には「JPEG」という規格名。ISO 10918-1 として標準化されています。
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拡張子の違い
- 初期の Windows(FAT ファイルシステム)では拡張子が3文字までと決まっていたため、「.jpeg」が「.jpg」に短縮されました。
- macOS や Linux、近年の Windows では拡張子4文字でも問題ありませんが、互換性の観点から今も「.jpg」が広く使われています。
メリット
- 高い互換性:ほとんどのブラウザ、画像ビューア、モバイル端末で標準対応。
- 圧縮率の柔軟性:画質とファイルサイズのバランスを調整できる。
- カラー表現力:最大 24bit カラー(約1,600万色)に対応し、写真やグラデーションを自然に表現可能。
デメリット
- 非可逆圧縮:一度圧縮すると情報(画素データ)が失われ、再保存のたびに劣化が進む。
- 透過情報が扱えない:透明領域を持たせたい場合は PNG や WebP など別形式が必要。
- アーティファクト:極端に圧縮率を上げると、ブロックノイズやぼやけが目立つ。
利用例
- 写真のウェブ掲載:ブログやSNSへのアップロード。
- メール添付:ファイルサイズを抑えつつ見栄えを維持。
- デジタルカメラ・スマホ撮影:撮影時デフォルトで JPEG 保存されることが多い。
- スライド資料やレポート:写真や図表の背景に使用。
日常の行動への影響・おすすめポイント
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拡張子の使い分け
- 特に気にせず「.jpg」で統一してOK。macOS/Linuxで自動的に「.jpeg」になる場合も常用上問題なし。
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保存時の画質設定
- ウェブ用なら 70~80% 程度の中画質設定でサイズと画質のバランスを取る。
- 元データを残したい場合は一度高画質(90%以上)で保存し、配布用に別名で再圧縮するワークフローを作る。
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フォーマット選択
- 透過や再編集が必要な素材は PNG、アニメーションは GIF/WebP、写真中心なら JPEG。
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連続再保存を避ける
- 同じ JPEG ファイルを何度も上書き保存すると劣化が蓄積するため、元ファイルをコピーして別名で編集・保存する習慣をつける。
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SEO・ファイル名の付け方
- 拡張子よりもファイル名や alt 属性が重要。日本語よりも英数字・ハイフンでわかりやすく命名すると検索エンジンに好まれる。
まとめ
- .jpg と .jpeg に差はない ので、好きな方を使って構いません。
- 非可逆圧縮ゆえの画質劣化 に注意し、用途に応じて画質設定やフォーマットを使い分けることで、日々の画像管理がスムーズになります。
このスクラップは2ヶ月前にクローズされました