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イーサネットとは 【NW対策 #1】

2022/11/03に公開

https://youtu.be/mTWZAKJaBQ4

こちらの動画で解説しています。

イーサネットとは

イーサネットとは、有線LANなどで用いられる通信規格のことです。信号をやりとりする際に用いられる約束事のようなものです。

送信側と受信側で規格がバラバラでは、やり取りを行うことが難しくなります。そこでお互いに約束事を作って行おうとするのが、規格です。

イーサネットの接続形態の種類

イーサネットの接続の仕方には複数の種類があります。

  • 同軸ケーブル
  • 光ファイバー
  • LANケーブル

同軸ケーブル

テレビのアンテナ線など

光ファイバー

インターネット回線(光回線)、高速通信が可能

LANケーブル

インターネット接続に使われる。有線接続によって、パソコンをインターネットに繋げる

規格の表記

10BASE2や1000BASE-CXなどのように規格を表記します。一般化すると以下になります。

n BASE m

n: 数字(伝達速度)

m:

  • 数字(最大伝達距離)
  • それ以外(媒体の違い)

イーサネットのストーリー(歴史)

最初の規格

最初に規格化されたのは、10BASE5だった。
これは、同軸ケーブルのバス型接続である。
当時、アクセス制御方式としてCSMA/CD(衝突検知の仕組み)を採用していたため、半二重通信が前提であった。そのため高速化をするのが困難であった。

技術の進歩から高速化へ

- ATMで培われたスイッチ技術の進歩
- カテゴリ5のUDPの普及

により、媒体非共有でスイッチと接続されるようになったイーサネットには、衝突検知が必要無くなった。
(半二重通信も同軸ケーブルを使ったバス型接続も今ではほとんど使われていない。)

これにより、高速化への道を歩み始める。

IEEE

FDDIのようなイーサネットの他にもネットワーク規格は存在したが、
有線LAN技術はイーサネットを中心に進化していくようになる。

これまで進化してきたイーサネットは全て IEEE802.3分科会(Ethernet Working Group)で標準化されている。

IEEE(米国電気電子技術者協会)は、数多くのワーキンググループによって、多くのLAN技術の標準化を進めている団体である。

その内、IEEE802.3では、イーサネットの標準化を行っている。
”802”という数字は、1980年2月にLANの標準化が始まったことに由来。

フレームフォーマット

DIX規格のフレームフォーマット

IEEE802.3規格のフレームフォーマット

スライド

https://speakerdeck.com/seiji0906/ethernet-0a44a11a-1c5a-4e15-bf02-7f514b45fcf6

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