イーサネットとは 【NW対策 #1】
こちらの動画で解説しています。
イーサネットとは
イーサネットとは、有線LANなどで用いられる通信規格のことです。信号をやりとりする際に用いられる約束事のようなものです。
送信側と受信側で規格がバラバラでは、やり取りを行うことが難しくなります。そこでお互いに約束事を作って行おうとするのが、規格です。
イーサネットの接続形態の種類
イーサネットの接続の仕方には複数の種類があります。
- 同軸ケーブル
- 光ファイバー
- LANケーブル
同軸ケーブル
テレビのアンテナ線など
光ファイバー
インターネット回線(光回線)、高速通信が可能
LANケーブル
インターネット接続に使われる。有線接続によって、パソコンをインターネットに繋げる
規格の表記
10BASE2や1000BASE-CXなどのように規格を表記します。一般化すると以下になります。
n: 数字(伝達速度)
m:
- 数字(最大伝達距離)
- それ以外(媒体の違い)
イーサネットのストーリー(歴史)
最初の規格
最初に規格化されたのは、10BASE5だった。
これは、同軸ケーブルのバス型接続である。
当時、アクセス制御方式としてCSMA/CD(衝突検知の仕組み)を採用していたため、半二重通信が前提であった。そのため高速化をするのが困難であった。
技術の進歩から高速化へ
- ATMで培われたスイッチ技術の進歩
- カテゴリ5のUDPの普及
により、媒体非共有でスイッチと接続されるようになったイーサネットには、衝突検知が必要無くなった。
(半二重通信も同軸ケーブルを使ったバス型接続も今ではほとんど使われていない。)
これにより、高速化への道を歩み始める。
IEEE
FDDIのようなイーサネットの他にもネットワーク規格は存在したが、
有線LAN技術はイーサネットを中心に進化していくようになる。
これまで進化してきたイーサネットは全て IEEE802.3分科会(Ethernet Working Group)で標準化されている。
IEEE(米国電気電子技術者協会)は、数多くのワーキンググループによって、多くのLAN技術の標準化を進めている団体である。
その内、IEEE802.3では、イーサネットの標準化を行っている。
”802”という数字は、1980年2月にLANの標準化が始まったことに由来。
フレームフォーマット
DIX規格のフレームフォーマット
IEEE802.3規格のフレームフォーマット
スライド
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