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ワイヤレス・キーボードからの電源オン

堀江誠一堀江誠一

Bluetoothキーボードは便利だが、キーボードからの電源オンができない問題がある。また、ドングルを使うタイプのワイヤレス・キーボードはスリープ状態や休止状態からのウォームブートはできるが、電源オフ状態や休止状態からのコールドブートはできない。

PCの中にはUSBキーボード(ドングルを使うワイヤレスキーボードを含む)からのコールドブートが可能なものもあるが、一部に限られる。

と言うわけで、アダプタがあると便利である。考え方としては、多くのPCがWake-on-LANに対応していることを利用して、「Bluetoothキーボードからの信号を受信して、WoLのマジック・パケットを送る」デバイスであればいい。例えば、Ctrl-Alt-ESCのような特別なコンビネーションや、パワーキーのような特別なキーを検知してマジックパケットを送る。

RasPi Pico WならばBluetooth機能が基板上にあり、かつ、WiznetイーサネットHATのような簡単に使えるLANボードもある。

Pico-PIO-USBを使えば、USBデバイスとしてキーボードのシミュレーションもできるので、

  1. Bluetooth <-> USB でキーボード信号のパススルーをしながら
  2. 電源オン・キーを横取りしてLANからWoLマジックパケットを送ることができそう。