Visual Studio CodeでCircuitPythonプログラムを開発する
VSCodeでCircuitPythonをいじり始めました。環境の設定に少し手間取ったのでメモ代わりに書いておきます。
開発環境のOSはWindowsです。私は通常WSLでC++による開発を行っていますが、CircuitPythonはその実行環境の性質上USBマスストレージ上のルートディレクトリでの開発になるため、WSLを使わず生のWindowsで行っています。
WindowsにPythonをインストールしなければならない
最初に戸惑ったのはこれです。開発に使うのはCircuitPythonであり、インタープリターは実行環境上にあります。しかしながら、VS Codeが複数のPython用拡張機能を持ち込むせいか、WindowsのPythonインタープリターをインストールしろと警告されます。
私はMicrosoftのストアからPython 3.11をインストールしました。
VS CodeにCircuitPython拡張機能をインストールする
CircuitPython拡張機能は、CircuitPythonの開発中にバンドルのダウンロードや、ターゲット基板に応じた設定をしてくれるアプリです。CircuitPythonはPythonの標準ライブラリに無いモジュールを使うため、重宝します。
インストールはVS Codeの拡張機能アクションから行います。
CircuitPython拡張機能をダウングレードする
これがわかるまで苦闘しました。2024年11月現在の最新版は0.2.0ですが、このバージョンは新しいVS Codeでは動きません。以下のような不具合があります。
- ターゲット基板を選択できない。
- シリアル・ポートを開くことができない。
バージョン0.1.20にダウングレードしてようやく動くようになりました。拡張機能のダウングレード方法はVS Codeに備わっていますので、検索してください。
拡張機能が正常動作すると、ステータスバーにターゲット基板の名前が表示されます。名前をクリックすると変更できます。
プログラムの名前をcode.pyからmain.pyに変更する。
こうしないと「codeモジュールの名前を上書きしている」という波線警告がうるさくて仕方ないです。
ターミナル・エミュレータはなんでもいい
CircuitPython拡張機能にはターミナル・エミュレータがついていますがあえてこれにこだわる必要はありません。私は使いなれたSerial Monitorを使っています。
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