SEO対策キホンの「キ」だけ実践したらクリック数が2倍になった!
Seibiiエンジニアの辻(@amatotsuji)です。
9/7、CoralCaptal投資先で合同のLT会で登壇してきました。
本記事ではそのときの発表内容をさらに深堀していきます。
Seibiiは今toCのグロース施作にフォーカスしています
SeibiiはシリーズA調達を完了しました。
これからグロースさせていくために、その土台を固める施作に集中しています。
求められている顧客体験の再調査、再定義、実装しています。結果として大まかに二つ成果を出す施作に集中しています。
- 自然流入の増加(SEOを中心に)
- CVRの向上
本記事ではSEOを扱います。
SEOと漠然と言うが何から始める?
みなさん、自社サイトについてSEO基本事項を点検してますか? 🔧
改めて見てみると、まだまだできることが見つかるかもしれません。
そんな話をします。
Seibiiでも点検開始!しかし冒頭からスタートアップあるあるな課題に直面します。
当時の状況はこんな感じです。
- フルタイムエンジニアが3名しかいない
- 別の開発タスクに3名全員フルコミット状態
- そのタスクは外部絡む案件で締切の移動も厳しい(Seibii一人目エンジニア加入から執筆時点まででこの案件のみ)
他にも運悪く厳しい条件がありました....(もう乗り越えてますw)
一応お断りをしますが、Seibiiは基本的には開発進捗や事業の状況を逐次反映できるようにスクラムチック&アジャイルな開発体制を取っているので基本炎上しないです。
このときはホントに運が悪かった...
しかし颯爽と洗われたSEO専門家は風向きを一気に変える一言を投げかけます。
聞くと全部やっても1-2人日くらいのハイコスパな施作が浮上します。
これなら差し込んでも外部絡む案件に影響しない...!
本番リリースを追え、一定期間後に効果をみると....
一ヶ月でクリック数2倍、CTRも4%台から7-8%台に上昇するという結果になりました! 🎉
同時期はSEOに直接的に関わる部分はこれ以外に触っていないので、開発リソースは1-2人日で変更後の仕様策定も社内では2-3人日程度で、この結果になったと解釈しています。
(仕様策定は他のことやりながらなので、実際にはもっと短いです。)
何をやったのか?
- htmlのtitle属性修正
- meta tagの description 修正
が大部分でSEOのキホンの「キ」と言われる部分です。
- オウンドメディアと seibii.co.jp のヘッダーデザインを同じものに変更
もついでに対応しています。
seibii.co.jp
タイトルの変更で気をつけた点は2点です。
↑のスライドは seibii.co.jp のTOPページの例です。
旧タイトル 車の修理・パーツ取付なら出張整備の【Seibii(セイビー)】
は セイビー で検索することもあるので入れていました。
新タイトルでは セイビー を省き、Seibii のみにしました。
重複表現を避け、短く見やすくしました。
逆のことを言いますが、ユーザが検索する言葉 (ここではBigWord) として エンジン を追加しました。
descriptionにも手を加えています。
ユーザの知りたい情報を考えて、Googleトレンドなどを使い検索回数の高い語句を調べ追加しました。
- 車のエンジンがかからない
- セルが回らない
- 異音
- 出張
オウンドメディア
タイトルを全部見直すと全記事チェックとなり膨大な工数がかかります。
当時のプロダクトチーム(エンジニア、デザイナーはもちろんマーケターも同じチームとして開発しています。)は別件で追われており、その余裕はありません。
ですので、全記事の共通部分を見直しました。
検索クローラは冒頭の語句ほど重要であると判断し掲載順位に反映しているとのことからこちらを実施しました。
また、ヘッダーデザインの変更も行いました。
ヘッダーの背景色が異なり違うサイトのように感じるので、同じデザインにしました。
オウンドメディアは自然流入のユーザにSeibiiを知ってもらう= seibii.co.jp に来訪してもらう目的だけでなくSEO向上目的でも運用していました。
オウンドメディア(seibii.co.jp/blog/)のSEO効果が seibii.co.jp にいい影響を与えることを期待しています。
そのため、同じドメインを使うようにしていました。
しかし、それだけでは不十分だったのです。
このように検索クローラは見た目も考慮しているとの指摘がありました。
デザイン含めて同じサイトのように見えるようにしなければ、オウンドメディアのSEO効果を seibii.co.jp に波及できない要素になりえます。
個人的にはここは盲点でした。
UI/UXの向上はSEO向上につながる
ここまでは基本部分のお話でした。
その後は個々のコンテンツの改良(機能の改善含めて)をはじめUI/UXの向上を目的にした改良を行っています。
SEOから離れたのかと思われるかもしれませんが、そうではありません。
より良いUI/UXの提供がユーザの満足度だけでなくSEOの改善、言い換えると自然流入の増加につながるからです。
検索サイトの価値はユーザの欲しい情報・体験を提供することにあると彼らも考えていることにあります。
実際、検索サイトはユーザの行動も見て検索順位を決定している節があるとのことです。
まとめ
SEOの基本事項が持つインパクトはとても大きいという実例をお話しました。
また検索クローラはデザインやユーザの行動も見ており、さまざまな要素を使い掲載順位を決めていることもわかりました。
今回、パフォーマンス面には触れませんでしたが、実はSeibiiでは2020年の段階で一通りの取り組みを終えています。
LT会で質問いただくまですっかり忘れてましたwww
ここも基本がメイン(不要なjs/cssの掃除と不正なhtml文法の修正)ですが、よりエンジニアリング要素の多い部分なので機会があったら公開したいと思います。
Seibiiではプロダクトを一緒に盛り上げる仲間を探しています!
エンジニア・デザイナーをはじめさまざまな職種で募集しています。
- UI/UXを掘り下げて作り込みたい
- サービスのグロースフェーズに興味がある
- フロント、バックエンド、インフラ、アプリと技術領域を広く、そして深めたい人
どれか一つでも当てはまったら、カジュアルにお話させてください!
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