MomentJSで日付を簡単にフォーマットする
注意
今回紹介するライブラリはすでに開発が終了しています。
後継ライブラリのluxonの使用をご検討ください。
本日のお題
YYYY-MM-DDのように、日付の表記のフォーマットを定める記法を見かけたことはありますでしょうか?
これはISO8601で定められている国際規格に乗っ取った表記法です。
今回、ユーザーが指定したフォーマットに沿って日付を返す必要があり、その際に利用したMomentJSというライブラリについてご紹介したいと思います。
レポジトリ: https://github.com/moment/moment
ドキュメント: https://momentjs.com
MomentJSに触れてみる
MomentJSではMomentオブジェクトを利用することで日付や時間の処理をすることができます。
const nowMoment = moment();
// Moment<2022-11-28T22:48:28+09:00>
const thenMoment = moment("2022-11-28");
// Moment<2022-11-28T00:00:00+09:00>
また、MomentオブジェクトはDateオブジェクトをラップしているようです。
そのため、DateオブジェクトからMomentオブジェクトを生成したり、その逆を行うことが可能です。
const nowMoment = moment(new Date("2022-11-28"));
// Moment<2022-11-28T00:00:00+09:00>
const nowDate = moment().toDate();
// 2022-11-28T13:50:40.243Z
フォーマット機能が強力
取得した日付をフォーマットするには、Formatメソッドを利用します。
const now = moment().format("YYYY-MM-DD");
// 2022-11-28
const now = moment().format("YY/MM/DD");
// 22/11/28
const now = moment().format("MM月DD日");
// 221128
const now = moment().format("dddd");
// Monday
日付の差分・加算・減算機能
2000年は何年前だったかな...と思いを馳せたり、
const ago = moment("20000101", "YYYYMMDD").fromNow();
// 23 years ago
1000日前は何月何日だったかな...とよく分からない問いをしたり、
const ago = moment().subtract(1000, "days").calendar();
// 03/03/2020
10年後の自分は何年にいるんだろう...と小泉節を効かてみたり、
const future = moment().add(10, "years").calendar();
// 11/28/2032
1年って何日だったかな...という当たり前の真実を再発見することもできます。
const fromMoment = moment('2022-01-01 0:00');
const toMoment = moment('2023-01-01 0:00');
toMoment.diff(fromMoment, 'days')
// 365@[tweet](https://twitter.com/see2et/status/1434468966408146948?s=20&t=yEVIfx40pPdziCNSL-2TPw)
ロケール機能があるらしい
裁判から逃げフランスに引っ越した時なんかのために、ロケールを変更することが可能です。
私の環境では日本に設定しても英語のままだったので残念。
ただ、自分でカスタマイズすることもできるようで...?
moment.locale('fr');
moment(1316116057189).fromNow();
// il y a une heure
最後に
自分で実装しなくても国際規格に則った細かい記法が反映できるのは素晴らしいですね!
また、本来の目的である日付のフォーマット以外にもたくさんの機能があり、面白かったです。
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