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元ユーザーのエンジニアが顧客理解を深めるために取り組んだことをご紹介!

に公開

こんにちは!
SecureNavi プロダクト開発部エンジニアのHayaと申します。

SecureNaviでは、役職や部署に関係なく、顧客理解を深めることを大切にしています。
プロダクト開発部では「ドメイン勉強会」で商談を題材に議論したり、「ユーザーインタビュー」に参加して、機能について直接意見を聞いたり、さまざまな取り組みを行っています。

少し珍しいケースかもしれませんが、私は前職でSecureNaviを利用するユーザーの立場を経験しており、現在はエンジニアとしてSecureNaviの開発に携わっています。「元ユーザーだからこそ少しは顧客理解ができている!」と思っていたのですが、開発を進める中でその視点だけでは足りないと実感したことがありました。

そこで、顧客理解を深めるために様々な取り組みを行ってきたので、今回はその内容をご紹介したいと思います。

この記事が、エンジニアの顧客理解に関心がある方や、SecureNaviでの仕事に興味をお持ちの方の参考になれば嬉しいです!

筆者のプロフィール

東京在住のWebエンジニアです。
公法人の広報、医療系スタートアップでエンジニア等を経て、SecureNaviに入社しました。
現在はプロダクト開発部でSecureNaviの開発に携わっています。
趣味はプロ野球が好きで(特に中日ファン)全球団の選手の成績データを見たり、毎日1万歩以上ウォーキングしたり、メダリストという漫画を読んで号泣しています。

入社エントリも書いたので、よろしければご覧ください!
https://note.com/97997/n/n9a4ac26b2a62

なぜ顧客理解が必要と感じたのか?

元ユーザーでも開発者になるとユーザー視点を見失う

私は前職でSecureNaviを実際に利用していたため、ユーザー視点をある程度持っていると思っていました。
しかし、開発者として携わるようになると、次第にその視点が薄れていることに気づきました。
日々の業務では、「仕様通りに正しく実装すること」「コードレビューを丁寧に行うこと」「テストコードを網羅的に書くこと」といった、手段である開発プロセスに意識が向きがちになっていました。
その結果、本来の目的であるユーザーの課題解決の意識が希薄になっていました。

1,000社以上のユーザーの課題を解決する開発をしたい

SecureNaviは、現在1,000社を超える企業に導入されています。
これだけ多くのユーザーの課題を解決していくためには、単に機能を追加・修正するだけの表面的な開発では不十分です。
業種や業務フローの異なる多様なユースケースを想定し、それぞれが抱える本質的な課題に向き合う必要があります。
上記のように継続的に顧客理解を深めることが、ベンチャー企業として、開発者としても成長につながると感じました。

取り組んだこと

ユーザーインタビューに同席

SecureNaviでは、PdMが頻繁にユーザーインタビューを行っており、同席者を募集してくれます。
エンジニアとしてユーザーの生の声を聞く場面はなかなかないため、まずはやってみようの精神ですぐ応募して同席させてもらいました。
1回目は開発予定の機能、2回目は開発中の機能についてインタビューを行いました。

実際に利用いただいているユーザーから声を聞くことで、解決したいユーザーの課題への解像度が上がり、要件定義や仕様設計でより根拠のある議論ができるようになりました。

周囲のエンジニアも興味を持ってくれたので、感想を共有しました

ドメイン勉強会

今年から、プロダクト開発部とプロダクトマネジメント部の全員が集まり、2週間に1回ドメイン勉強会を行なっています。
実際の商談を視聴したり、情報セキュリティについて学習し、全員が議論することで理解を深めています。

実際の商談を視聴

実際の商談を視聴し、事前に設定されたテーマに沿って議論を行っています。
商談を通じて、ユーザーがSecureNaviに対してどのような課題や期待を持っているのかを、現場の温度感を感じながら把握することができます。
表面的な要望だけでなく、その背景にある業務上の課題や組織の状況まで理解を深めることで、ユーザー視点での開発につなげることができるようになります。

こうしたインプットを通じて、ユーザーが本当に求めている価値は何かを考えるきっかけとなり、単なる機能開発にとどまらず、課題解決に直結する開発を意識できるようになりました。

CEOの井崎さんも参加し、商談を視聴して議論します

情報セキュリティについての議論

さまざまな情報セキュリティに関するテーマを取り上げ、参加者同士で知識を共有・議論しています。
ネット検索やAIを活用しながら、一般的な定義や背景知識もあわせて学習しています。

自分の中で曖昧になっていた知識を正確に整理し直すことができ、よりレイヤーの高い情報セキュリティの知識に触れる機会になっています。

情報セキュリティに関するさまざまなテーマを議論して理解を深めています

エンジニアLT会でユーザー視点の体験談を発表

プロダクト開発部では、毎週エンジニア同士の交流会を行っており、ローテーションでLTを実施しています。
私はSecureNaviをユーザーとして利用していた体験をテーマに取り上げ、自身の経験を振り返ると同時に、参加者にもユーザー視点の理解を深めてもらうことを目的として発表しました。
内容が珍しかったこともあり、多くのメンバーから質問をもらうことができました。

その後、この取り組みをマーケティング部の方に共有したところ、「ぜひうちの部署でも聞いてみたい」と声をかけていただきました。IS部の方からも参加希望があり、結果的に部署を横断した発表会を実施することになりました。
さらに、エンジニアチーム内でも依頼があり勉強会を主催したところ好評で、定期的に勉強会を行うことになりました。

SecureNaviを利用したISMS取得についてユーザー視点で発表しました

最後に

この記事では、元ユーザーのエンジニアが顧客理解を深めるための取り組みについてご紹介しました。

ユーザーインタビューや社内の勉強会を通じて「なぜこの機能が必要なのか」「この課題の本質は何か」と向き合う時間は、とても貴重です。

顧客理解を深めることは、単なる知識のインプットではなく、より良いプロダクトを届けるための土台づくりです。
SecureNaviでは、そんな学びの機会がチームの中に組み込まれており、エンジニアが自発的に成長できる環境が整っています。

この記事が、エンジニアとしてユーザーに向き合いたい方、事業や課題に深くコミットして開発したい方の参考になれば嬉しいです!


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