【mac】oh-my-zsh で iterm2 の見た目を整える
最初に
- mac でプログラム開発をしている方向けに iterm2 の見た目と git コマンドを使いやすくするための設定方法を記述します。
- 導入するパッケージ類は以下です。
・iterm2
・oh-my-zsh
・color scheme
・zsh-completions
・zsh-autosuggestions
・zsh-syntax-highlighting
・※おまけ powerlevel10k
準備
- iterm2 のインストール
・iterm2 をインストールしていない人はインストールしてください。
・mac のターミナルは iterm2 で OK なのでまずはとにかくインストールです。
・homebrew でインストールします。
・公式サイトからインストールコマンドをコピーし、立ち上げたターミナルに貼り付け実行します。
brew install --cask iterm2
- インストールした iterm2 の初期設定
・ログイン時に出るLast login: ~~
を消す。
・下図のように、左上の iterm2 から settings を開き、Advancedのからtip of the day
を検索し、Disable the Tio of the Day?
を Yes に変更する。
・これで消えない場合はホームディレクトリに.hushlogin
と言うファイルを作ると出なくなる。
・iterm2 を終了する際に出る確認メッセージをオフにする
・iterm2 はアプリアイコンを右クリックしたり、command + q
でアプリを終了することができますが、初期状態では終了を確認するメッセージが出るようになっています。(下図のようなポップアップが出る)
・これを消すには、iterm2 の設定を開き General --> Closing タブを開きチェックを外します。(下図の赤枠内のチェックを外す)
・Hotkey を設定する
・Hotkey を設定すると iterm2 をマウスクリック操作ではなくキーボード入力によって呼び出すことができます。
・iterm2 の設定を開き profile タブを開きます。(下図赤枠)
・profile タブを開くと左側に Profile Name と書かれた枠があると思いますが、この枠の下の方にある + ボタンで profile を追加することができ、profile 毎に設定を変えることができます。
・今回は Default の profile を変更します。
・Keys タブを開き、下の方にある A hotkey opens a dedicated window with this profile
にチェックを入れ好みのキー操作を登録します。(下図ではcontrolを2回で呼び出す設定となっています)
・ちなみに Hotkey で立ち上がった window は別のアプリケーションを押すと勝手に隠れてしまいます。Hotkey の下の pin hotkey window
にチェックを入れると勝手に隠れてしまうの防ぐことができます。
oh-my-zsh の導入
- oh-my-zsh はプラグインマネージャーと呼ばれる位置付けのもので、ターミナルの見た目を変えるだけでなく、様々な zsh のプラグインも一緒に管理してくれます。
- その分起動が遅いといった部分もありますが、これをデメリットと感じるようになる頃にはoh-my-zsh 使わずに自分でプラグイン作ったりテーマ作ったりできるようになっていると思うので、取り敢えず見た目整えて便利にするには十分すぎるものになります。ここまでの話がよく分からなかった人は oh-my-zsh を入れておけば間違いありません。
- oh-my-zsh のインストール
・公式サイトからインストールコマンドをコピーし立ち上げた iterm2 に貼り付け実行します。
sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ohmyzsh/ohmyzsh/master/tools/install.sh)"
・インストールが完了すると下のような画面になります。
- テーマの選定
・テーマは公式のgithubにサンプルが載っているのいるので好きなテーマを探しましょう。
・好きなテーマが決まったら以下の流れで .zshrc を変更してテーマを反映させます。
# vim の部分は好きなエディタの呼び出しコマンド(code や notepad など)で構いません。
vim ~/.zshrc
ZSH_THEM="好きなテーマ名"
・保存して閉じて iterm2 を一度終了して再度立ち上げるか、source ~/.zshrc
と打ち込んで実行するとテーマが反映されます。
・選択するテーマによってはフォントが無く、文字化けしていることもあります。その場合はフォントをインストール必要があります。
・最も多いのが powerline 系のフォントの文字化けだと思いますのでその対処法を以下に記載します。
・公式サイトのインストール方法に従い以下を実行します。
# clone
git clone https://github.com/powerline/fonts.git --depth=1
# install
cd fonts
./install.sh
# clean-up a bit
cd ..
rm -rf fonts
・iterm2 の設定を開き Profile --> Text タブを開き Font のところから for powerline のついたフォントを選択し、iterm2 を再起動すれば文字化けはなおります。
color scheme の変更
-
color scheme を変更する前に iterm2 を透けさせて見た目をちょっとかっこよくします。
・iterm2 の設定を開き、Profile --> window タブを開き、Transparency を好みの値に調整します。
・さらに好み合わせて Blur にチェックを入れてぼかしを入れます。
-
color scheme の変更
・デフォルトで入っているカラースキームを使う場合は、iterm2 の設定を開き Profile --> Colors タブを開き、右下の Color Presets... から好みのカラースキームを選択します。
・デフォルト以外のカラースキームを使いたい場合は、公式サイトから好みのカラーテーマを探しカラーテーマのリンク先の中身をコピーし、.itermcolors
と言う拡張子のファイルを作成しコピーしたものを貼り付けます。
・カラースキームの選択のところから import を選択し、作成したカラースキームを読み込みます。
zsh プラグインの導入
-
zsh-completions
・コマンド入力から予測し補完をかけてくれます。
git clone https://github.com/zsh-users/zsh-completions ${ZSH_CUSTOM:-${ZSH:-~/.oh-my-zsh}/custom}/plugins/zsh-completions
-
zsh-autosuggestions
・コマンド履歴から補完をかけてくれます。
git clone https://github.com/zsh-users/zsh-autosuggestions ${ZSH_CUSTOM:-~/.oh-my-zsh/custom}/plugins/zsh-autosuggestions
-
zsh-syntax-highlighting
・入力をハイライトしてくれます。
git clone https://github.com/zsh-users/zsh-syntax-highlighting.git ${ZSH_CUSTOM:-~/.oh-my-zsh/custom}/plugins/zsh-syntax-highlighting
- インストールしたプラグインを読み込ませる
・zshrc を以下のように編集しプラグイン機能を実行させます。
vim ~/.zshrc
# plugins に導入したプラグインを追記
plugins=(git zsh-completions zsh-autosuggestions zsh-syntax-highlighting)
おまけ
- 個人的に powerline10k と言うテーマが気に入っているのでこの導入方法を示す。
- 公式サイトに従いpowerline10k をインストールする。
git clone --depth=1 https://github.com/romkatv/powerlevel10k.git ${ZSH_CUSTOM:-$HOME/.oh-my-zsh/custom}/themes/powerlevel10k
- .zshrc のテーマを変更
ZSH_THEME="powerlevel10k/powerlevel10k"
- iterm2 を再起動すると推奨フォントをインタラクティブな設定画面が始まる。
・推奨フォントをインストールするかどうか。
・iterm2 を再起動(この時ホットキーで立ち上げるプロフィールを追加した別のプロフィールにしている場合はiterm2を開くとフォントが適用されていないのでクリックで再起動することをお勧めします。)
・インタラクティブな設定画面の続きが始まるので好みの見た目で設定。
・上記の通りホットキー用のプロフィールがある場合は、そのプロフィールのフォント設定を変える。
・再設定したい場合はp10k configure
を打ち込んで実行すればOK.
Discussion