【デブサミ2025】ソーシャルデータバンク、スポンサー参加してきました!
はじめに
こんにちは!ソーシャルデータバンク開発部部長のkesojiです。
ソーシャルデータバンクとしてDevelopers Summit 2025に参加してまいりました!
イベント概要
初のスポンサー参加
今回はデブサミでは初めてシルバースポンサーでの参加に挑戦してみました。
ブースを出展するのは弊社エンジニアチームでは初の試みとなりましたが、多くの方にお立ち寄りいただき、大変貴重な経験になりました。楽しかったです!
詳細は後日レポートを出せたらと思います。
スポンサーセッションとしては 「新卒1年目が0から始めたDevOps~プルリクマージ数を8倍にした開発プロセス改善~」 というタイトルで新卒3年目の島田くんが登壇してきました。
登壇やブース運営と並行し多くのセッションを傾聴できたので、その様子を参加メンバーよりレポートしていきます!
参加メンバーのレポート
Asahi
BY今回 【13-A-4】ニンテンドーアカウントへのパスキー導入 (セッション概要) というセッションを見ました。
3部構成になっており、「なぜパスキーが必要なのか」「パスキーの導入にあたり新しい認可ポリシーの導入」「具体的な導入方法」に分かれていて非常に分かりやすく感じました。
特に印象に残っていたのは「NIST AALに基づいた認証レベルの導入」と「パスキーのE2Eテスト」の話です。
認証レベルを状況に応じて変更することでユーザーが認証をする手間をなるべく減らして、ユーザー体験をよくする試みは思いついても実現するには大変な作業だったかと思います。
もう1つ、パスキーのE2Eテストについてです。まずパスキー認証をE2Eで検証しようと思ったことがなかったので面白かったです。Google Chromeの仮想認証器を使用して検証しており、自分でも試してみたいと感じました。
私は決済関連のコードを触ることが多いため、認証レベルのロジックを弊社システムへ導入できるか検討したいと思いました。
くすみ
BY初日に聴講した 【13-C-8】トラシューアニマルになろう ~開発者だからこそできる、安定したサービス作りの秘訣~ (セッション概要) が特に印象に残っています。
草間 一人 [PagerDuty] . "トラシューアニマルになろう". SpeakerDeck. (参照2025-02-18).
このセッションでは、トラブルシューティングのスキルを高め、開発者自身が運用に対して積極的に関わることで、より安定したサービスを作るための考え方が紹介されていました。
このセッションを聴く数時間前、自分が開発に携わった機能のログを確認し、調査・対応をしていました。その経験とセッション内容が重なり、セッション内で紹介されていた AWSのCTOが提唱する「You build it, you run it」 の重要性と、そのメリット(特に知識の定着やシステム全体の解像度向上)を改めて実感しました。
自分が開発したものを自分で運用し、責任を持って改善していくことの大切さを再認識する良い機会となりました。
saimyon
BY「QAエンジニアとして今後何をしていくべきか」のヒントを求め、参加しました。大変参考になる話ばかりでした。
【13-C-7】スタートアップ1人目QAエンジニアが QAチームを立ち上げ、“個”からチーム、 そして“組織“に成長するまで (セッション概要) で、令和トラベル miisanさんが『「品質とスピードはトレード・オンできる」を掲げていた。高いゴールを掲げ、何がなんでも達成せよ。』というお話をされており、非常に刺激になりました。
miisan [令和トラベル] . "スタートアップ1人目QAエンジニアがQAチームを立ち上げ、“個”からチーム、そして“組織”に成長するまで". SpeakerDeck. (参照2025-02-17)
現在プロセス改善に着手中ですが、我々も高いゴールを掲げ、開発も他部署もポジティブに巻き込んで、さらなる高みを見たいです。
また、 【14-B-4】開発スピードは上がっている…品質はどうする? (セッション概要) のなかで 🥦さんがお話されていた「リファインメントやプランニングでのテスト活動」も、大変参考になりました。
鈴木 雄介 [Graat]/安達 賢二 [SReEE(スリー)]/風間 裕也 [10X/B-Testing] . "開発スピードは上がっている…品質はどうする? ~スピードと品質を両立させるためのプロダクト開発の進め方とは~". SpeakerDeck. (参照2025-02-17)
コードを書く前からのテスト活動、まさにQAのバリューを発揮する場だと思うので、チャレンジしていきたいです。
わだ
BY今回はAIに関するセッションを多く拝聴しました。
その中でも 【14-D-1】変わるモデルと変わらぬ本質 - 実践知の深掘りと次世代開発アプローチの探求 (セッション概要) は特に印象的でした。
服部 佑樹 [GitHub Japan] . "変わるモデルと変わらぬ本質 - 実践知の深掘りと次世代開発アプローチの探求". SpeakerDeck. (参照2025-02-17)
「品質が保証されたコードは大量生産できない」というワードには強く共感し、品質保証には文脈の把握が不可欠であり、その文脈を理解できる人間の価値は今後さらに高まると感じました。
Xやセミナーの反応を見ても、状況に応じた地道な試行錯誤を重ね、泥臭く成果を上げる取り組みが注目されている印象を受けました。
多くの気づきがあり、またぜひ参加したいです!
nagai
BY新卒1年目のフロントエンドエンジニアのたまごです🥚
拝聴したセッションは大変勉強になるものばかりでしたが、特に 【14-C-4】私が新卒からプロへと変わる3年間~「エンジニア基礎」研修資料で伝えたエンジニアになるまでの道のり~ (セッション概要) は、まさに自分の今とこれからの道のりに当てはまる内容で、とても強く刺激を受けました。
ことみん [ウィルゲート]. "私が新卒からプロへと変わる3年間~「エンジニア基礎」研修資料で伝えたエンジニアになるまでの道のり~". SpeakerDeck. (参照2025-02-17)
実際のことみんさんご自身のエピソードを聞けたことで、今の自分に足りないものは何か、具体的に想像しながら聞くことができました。
視座を理解するには主語のレイヤーを上げていく、というお話が特に印象的でした。すぐ実践できるトピックも多く、自分のプロ意識はまだまだだと感じたのでできることから取り組んでいきたいと思います。
ベースとなる研修資料も拝見し、登壇後のAsk the Speakerコーナーで直接お話を伺えたのも貴重な時間になりました。ありがとうございました!
hsrmy
BY今回 【14-E-6】会社から脆弱性をなくせと言われるけど、どうしたら楽できるかを考えてみる (セッション概要) というセッションを見ました。
前半は、エンジニアが会社でアプリケーション開発をしていくにあたって、コーディング・コードレビュー等日々の業務で忙しい中どのようにしてセキュリティをやっていけばいいのかという内容でした。
「楽をしよう」「自分でやらない」ということが重要であり、DevSecOpsやテストで対応していく自動化、CI/CDに組み込むことで開発パイプラインで対応などをやって楽をしようということが紹介されていました。
後半は、セッションの提供元であるHCL Softwareさんのアプリケーション脆弱性診断・検出ツールであるHCL AppScanを使うことで「楽をしよう」「自分でやらない」ということができるようになるというお話でした。
最近「サイバーセキュリティの教科書」という本を輪読したことも相まって、改めてできることからコツコツと日々の業務に盛り込めていこうと改めて思いました。
わか
BY今回、初めてスポンサーとしてブースを出展し、さらに同僚が登壇するという貴重な経験をしました。イベント全体を通してとても楽しく、多くの学びがありました。
どのセッションも興味深かったのですが、中でも 【13-C-4】なぜあなたのウェブサイトは遅いのか (セッション概要) は特に印象に残りました。
竹馬 光太郎. "なぜあなたのウェブサイトは遅いのか". (参照2025-02-19)
目の前でデブサミのLPのパフォーマンスを分析する様子を見られたのがとても面白く、実践的な視点で学ぶことができました。
また、「ライブラリの設計思想を汲み取らないままハックすると、何かしら起きる」という指摘にはハッとさせられました。
今回の学びを活かし、自社のWebアプリでもパフォーマンスの計測に取り組みたいと思います。
yasu
BY私がデブサミに参加したのは、昨年の夏にJPタワーで開催された時が初めてで、
エンジニアが集まってこんなに面白くて為になるイベントをやっているんだとその時に知りました。
そして、2回目の参加にして、自社がスポンサー企業としてブースを出せるんだ!となり、今回はワクワクとした気持ちでの参加でした。また、社内のエンジニア勢でブースを考えたり、作るといった取組みは初めてだったとも思うので、そういった面では社内にとっても、いい刺激になり、チームワークを強化できたいい機会だったように感じています。
セッションは 【14-A-7】目の前の仕事と向き合うことで成長できる - 仕事とスキルを広げる (セッション概要) を拝聴しました。
曽根 壮大 [HaveFunTech/リンケージ]. "目の前の仕事と向き合うことで成長できる - 仕事とスキルを広げる". SpeakerDeck.(参照2025-02-19)
目の前のことを一つひとつやっていくことで成長できるという、シンプルなお話ではありますが、
それを具体的な図などを用いて、聞く側のイメージを誘導してくださったのがとても聞きやすかったです。
特に、能力をのばす為の壁の階段のお話がすごく面白くて、わかりやすかったです。
今、自分がどの段階にいるのかをこれから意識して、成長の階段を登っていきたいと思います。
ik2m
BY【13-B-7】プロダクトの価値を高めるためにコーディング以外にできること~共通言語でつくる異職種コミュニケーション~ (セッション概要) というセッションが特に印象に残りました。
浅野 卓也 [LegalOn Technologies]. "プロダクトの価値を高めるためにコーディング以外にできること~共通言語でつくる異職種コミュニケーション~". SpeakerDeck. (参照2025-02-19)
コミュニケーションの不具合といったソフトスキルに関わる問題を、コミュニケーションのモデル化を通じて理論的に説明する切り口がとても新鮮で面白かったです。さらに、実践可能な解決策も提示されており、非常に有益なセッションだったと感じました。
話は変わりますが、今回は少しの時間ですが、弊社ブースで案内係を担当する機会をいただきました。
普段、社外の方と接する機会が少ないため、新しい発見が多く、貴重な経験となりました。
弊社の製品や会社について、来場者の皆さまが興味を持って話を聞いてくださることがとても嬉しかったです。
snmatsui
BY初日朝一番のミックさんの 【13-D-1】データベースの新潮流 ~NewSQLとHTAPを中心に~ (セッション概要) が印象に残っています。
ミック. "データベースの新潮流 ~NewSQLとHTAPを中心に~". (参照2025-02-17)
昨年のAmazonDSQLの登場などでNewSQLがホットですが、TiDBなどNewSQLの「日本的な使い方」は製品の情報からでは思いつかない構成を知ることができました。
HTAPについても現在の自社構成の課題に通ずる話題であり、言語化する視野が得られました。
(余談ですが、帰りのエスカレーターで「ミックさんですか?」と声をかけられました(笑))
BY kesoji
印象に残ったセッションは 【13-D-3】エンジニアファーストな「デンソー」の人材育成プログラム SOMRIE認定制度が実現する世界 (セッション概要) です。
最近、ポジション的にも人材育成や評価という視点が増えてきたので、非常に興味深かったです。
「役割マップ」(流動的なもの)と「能力マップ」(一度身につけると変わりにくいもの)の2つを組み合わせるというのが、現実的で良いなと思いました。
後半は「メソドロジスペシャリスト(メソドロジスト)」として活躍している方の発表でした。
恥ずかしながらメソドロジストという言葉は存じ上げなかったのですが「エンジニアが効率的に効率的に業務遂行できるようにツール・プロセスを改善するエンジニア」とのことです。大きな企業でツールやプロセスを改善する大変さとやりがい、そして数値化の重要性を知れました。うちのように小さいところでも難しいと感じているのに..。
おわりに
7年振り?の雅叙園デブサミ参加でした。
今回、スポンサー企業だったので、様々な準備期間を経ての参加となりました。
準備日からスポンサーパスをもらい、スタッフさんや隣のブースの方たちと挨拶をしたりしながら始まったので、参加者というより「一緒にデブサミを盛り上げるぞ!」という気持ちが強かったです。
スポンサーとしても、参加者としても、とても実りあるイベントでした。
来年も出るぞー!
ありがとうございました!
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