普段コードを書かない私が、AIを相棒にGoogle Playでアプリを公開できた話
🧪 実験:AIエージェントで、ゼロからアプリを作れるのか?
「普段コードを書かない私が一人で、ゼロからアプリを作れるの?」
この疑問を解消すべく、AIエージェントを活用したアプリ開発に挑戦しました。
→ 結果:🎉 成功! 🎉
一人でゼロから開発を始め、Google Playストアでアプリを公開することができました。
🚀 やったこと:AI駆動開発で行った3ステップ
AIエージェントの力を借りて、以下の3ステップで開発を進めました。
Step1. プロトタイプ作成
Step2. WEBアプリ作成
Step3. モバイルアプリ作成
(以下の画像はサイズが大きいため、見栄えが悪く失礼します)
📝 本記事で書くこと
「どうやって作ったの?」という具体的なHow Toは、技術の進歩が早い現代においては、すぐに古くなってしまいます。
そのため、本記事では詳細な手順ではなく、「困ったときはAIエージェントに聞く」 というスタンスを前提とし、今回のアプリ開発体験から得られた学びや変化を総括してお伝えします。
✨ AIエージェント活用で起きた自身の変化
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知らないこと、新しいことにチャレンジすることへの敷居が低くなりました。
→ 私にとって、ほとんどのことが知らないこと、新しいことの連続であり、いつしか知らないこと前提で物事を進める感覚に、変わっていきました。 -
エラーが怖くなくなりました。
→ 数えきれないエラー(コンパイルエラー、ビルドエラー、環境構築エラー)に、どう伝えてよいものか言語化できない状態においても、スクリーンショット(画像)を添付するだけで、AIエージェントが画像で状況を理解し、解決策を講じてくれます。それに慣れて私の言語化能力は。。。。 -
プログラミング言語の違いに対する抵抗がなくなりました。
→ ReactからDartに言語を変えても、そもそもReactの初学者以前に学んでさえいないので、Dartに変えることへの抵抗感が全くありませんでした。むしろ、Dartだと、どんなことができるのかワクワクしました。 -
AIエージェントがいれば、何度も全体を書き直すことも苦ではなくなりました。
→ システム要件、設計、実装、単体テストを試行錯誤しながら短時間で何度もゼロから書き換えられることで、アプリが磨かれていきました。走りながら考える感覚を体現できました。
💡 AIエージェントを活用してアプリを作るときのポイント
【👎 Bad:おすすめしない進め方】
AIエージェントに作業手順を丸投げし、一括でテーブルや画面を作成させるのは避けましょう。
それではエラーの山に埋もれ、何をしているのか分からなくなり、
何よりも開発の楽しさを見失ってしまいます。
🤖 まとめてアレコレやらせようとすると、AIエージェントも、ドツボにはまっていきます。
【👍 Good:おすすめの進め方】
「小さく始めて、大きく育てる」 のが成功の鍵です。
自分でコントロールできる範囲で小さなアプリケーションを動かし、徐々に機能を拡張していくことを強くおすすめします。
そうすることで、少しずつ形になっていく喜びを感じられ、
「次はこうしてみよう!」「あんな機能も追加したい!」といったアイデアが次々と湧き出てきます。
そして気づけば、作ることに夢中になっているはずです。
🤔 私見:企業でのシステム開発のこれからを考えてみる
AIエージェントと常にペアワークする今後のシステム開発において、
以下の3点が重要になってくると考えます。
1. 領域を越えて全体を理解する力(フルスタックな視点)
AIエージェントは、設計から実装、テストといった開発工程の垣根や、フロントエンド、バックエンド、データベースといった技術領域の垣根を越えて、一貫した変更を瞬時に行います。
これからは、AIエージェントが作成したコードを人間がレビューする形が主流になります。
その際、変更範囲の全体を理解していなければ、的確な承認はできません。
複数の担当者をリレーするような従来のレビュー方法から、
開発スピードは格段に向上するでしょう。
2. プロジェクトの進むべき道を決める力(オーナーシップを持った判断力)
「この仕様で本当に良いのか?」といった最終的な意思決定を下すことは、人間にしかできない重要な役割です。
AIエージェントはあくまで強力なサポーターです。これまでの「考える人」「決める人」「作業する人」といった分業の形は変わり、私たち一人ひとりがプロダクトへの責任と裁量を持って判断していくことが求められます。
3. 複雑なものを要素分解する力(マイクロサービス的な思考)
大きな開発タスクも、管理しやすい小さな単位に分解し、一つひとつ着実に積み上げていく能力が重要になります。
AIエージェントという優秀な相棒と「相談」「指示」「確認」を繰り返しながら、プロジェクトを前進させます。AIエージェントは時に、私たちが気づかなかった視点や改善案を提案してくれるでしょう。
しかし、プロジェクト全体のゴールを見据え、進むべき方向を示す「舵取り役」は、間違いなく私たち人間の役割です。
人のリレーでは、AIエージェントが待ちになってしまいます。
開発に関わるが一人ひとりが、上記3点を研鑽することにより、
チームのパフォーマンスが最大化されると考えます。
研鑽する、いい方法を私は知っていますよ。それは、「一人でアプリをつくってみること」です。
一人でアプリをつくるには上記3点、すべて必要です。最初はできなくても、自然と磨かれます。
最後に
流れの速さ、飛び交う情報量は、私の認知負荷の限界をとうに超え、脳みそパンパンで日々を過ごしております。そんな日々の中で、意識的に自分を労わる時間の重要性が高まると考え(仮説をたて)、本アプリ:ほっこりログを作成しました。
アプリの真の価値は、ユーザーに使ってもらい、そのユーザーが恩恵を受けることで初めて生まれます。今回作成したアプリを、試しに使っていただけますと幸いです。
ぜひ、あなたもAIエージェントと共に、新しい価値創造に挑戦してみてください。
P.S. 「試しに自分もやってみようかな!」と思ってくださった方に、本記事が届きますように。
(おわり)
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