【起業家シリーズ】第1弾: Steve Jobs スティーブ・ジョブズ
はじめに
エンジニアをしていると、技術的な内容にアンテナが行きやすく、起業家に関することや会社のビジネスについて抜けがちのため、意識的に調べてみようと思いました。
第一弾はApple創業者で、20~30代の我々からすると「iPhone作っただよね」の印象が強いスティーブ・ジョブズです。
あまり書きすぎると続かないため、コンパクトにまとめることを意識して書きます。
断りがない限り Reference の動画などから情報を持ってきています。
Steve Jobsはどんな人?
- 1955年生まれ
- Apple創業者で、Macintosh、iPod、iPhoneなどを世に出した人
- Macintosh発表後1年で社内抗争で、自身が作ったAppleを出て、ピクサー、NeXTを立ち上げる
- その後、NeXTはAppleに買収され、AppleのCEOとして舞い戻る
- 2011年膵臓がんにより死亡
Macintosh
生い立ち
Jobsは大学院生の母親のもとに生まれました。当時の時代背景は全くわかりませんが、養子に出されて生みの親とは別の人の育てられたそうです。
生みの親の希望は大学院を出た人に育ててほしいというものでしたが、
- 育ての母:大学に行っていない
- 育ての父:高校にすら行っていない
ということでしたが、生みの親との間で「大学には必ず行かせる」という約束のもと養子縁組が決まったそうです。
その後無事Jobsは大学に行きますが、半年で辞めてしまいます。スピーチの中で理由をこう語っています。
スタンフォード並みに学費が高いリード大学に入って、労働者階級の両親の貯金を全てを学費に注ぎ込むことになってしまいましたが、そこまで犠牲を払って大学に通う価値が見いだせなくなってしまった
この後の生活はほんとに大変そうでしたが(友達の寮の床で寝てた、ご飯を食べるためにコカコーラの瓶を集めるなど)、単位のためではなく、自分がほんとに好きな授業だけを受けに大学に潜入してたそうです。
ここで受けたカリグラフの授業で学んだことを後々のMacintoshに搭載したエピソードは非常に有名です。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
スピーチで有名な「connecting the dots」のエピソードでもあります。
こうして大学を辞めたJobsは、友人のウォズニアックとともに20歳の時に自宅でAppleを創業します。
やったことなど
Apple創業
- 1977年:AppleⅡ発表
- 1980年:Apple上場、2億5,600万ドルの資産を手にする(wiki参照)
- 1984年:Macintosh発表
- 1985年:自身が招いたCEOと揉めてAppleを出る
- どうやらJobsがあまりに突拍子も無いことを言うし、描いてる世界観に時代が追いついていなかったことが原因の1つらしい
Appleを出た後
- 1985年:NeXT設立
- 後にここで作ったOSがMac OS Xとしてヒット商品を生み出すようになる
- 1986年:ピクサー・アニメーション・スタジオ設立
- ルーカスフィルムのコンピューターアニメ部門1000万ドルで買収する形で設立
- ルーカスフィルムはテレビ制作会社
- 1995年に世界初のコンピューターを使ったアニメーション映画「トイ・ストーリー」を製作
Appleに戻る
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1996年:業績不振だったAppleがJobsのNeXTを買収
- 実は上場も考えてたらしいが売却した
- Linuxやwindows95も出てきてAppleはピンチだった
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1997年:JobsがAppleに戻りCEOに
- 製品を4つに絞って経営をスリム化
- iMac, iBook, PowerMacintosh, PowerBookG3
iMac
iBook
PowerMacintosh
PowerBookG3
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2001年:iPodを発表
- MDの時代に1000曲持ち歩けるハードができたことで大ヒット
iPod
- MDの時代に1000曲持ち歩けるハードができたことで大ヒット
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2007年:iPhone発表
感想
だいぶ浅いですが、どんなことをした人かざっくりわかりました。
ある人が言うには完璧主義で、突拍子も無いことを言ったり、と大変な人だったそうですが、1980年くらいにすでにiPhoneの構想があったのは驚きました。
Appleに戻って、20年近く考えていたiPhoneが技術的に可能になって発売するというのはなんだかすごい話ですね...
改めて20年後ってどうなっているんだろうというのをエンジニア視点で考えるのも面白そうだなと思いました。
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