5分でできる!Amazon Q CLIでSnakeゲーム開発🚀
最近、AI支援開発ツールが急速に進化していますが、今回はAmazon Q CLIを使ってPygameでSnakeゲームを「たった5分で」作成する体験を共有します。
加えて、Claude Codeとの違いや特徴について整理してみました。
追加で調べてみた内容も、以下に共有しておきます(「こんなことができるらしい」というレベルでまとめています)。
今回の開発体験:Snakeゲーム作成
セットアップから実行まで
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Amazon Q CLIのインストール(macOSの場合)
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公式ドキュメントの「macOS > 1. Download Amazon Q for command line for macOS.」からインストーラをダウンロードします。
Amazon Q for command line for macOS ダウンロードページ -
ダウンロードしたファイル(例:
Amazon Q.dmg
)をダブルクリックしてインストールを完了します。
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インストール後、ターミナルで下記コマンドを実行し、インストールが成功しているか確認します。
q --version
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バージョン情報が表示されればインストール完了です。
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Pygameのインストール(macOSの場合・公式推奨コマンド)
python3 -m pip install -U pygame --user
詳細はPygame公式 GettingStartedページも参照してください。
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q chatでの対話開始
q chat
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ゲーム作成の依頼(実際のやりとりと流れ)
ここからは、実際にAmazon Q CLIとやりとりしながらSnakeゲームを作成した流れを紹介します。
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「Pygameインストールしたよ。何かゲームを創りたいけどどうしたらいい?」をQに質問する
- まず、Qのチャットモードで「Pygameをインストールしたけど、何か簡単なゲームを作ってみたい。どうすればいい?」と質問しました。
- スクリーンショット:Qチャット画面に質問を入力した様子
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初心者でも作りやすいゲームとしてSnakeゲームが提案に含まれていたので「Snakeゲームつくって」と依頼
- Qからは「初心者向けのゲーム例」としていくつか案が提示され、その中にSnakeゲームを発見しました。
- そこで「Snakeゲームを作って」と依頼。
- スクリーンショット:Qチャット画面にゲーム作成を依頼した様子
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ものの1分ぐらいでPythonファイルが作成され、ついでにPygameのインストール状況のチェックを経て、ゲームが起動
- 依頼から1分も経たないうちに、Qが
snake_game.py
というPythonファイルを自動生成してくれました。 - さらに、Pygameが正しくインストールされているかも自動でチェックしてくれ、問題なければそのままゲームが起動!
- スクリーンショット:生成されたゲーム説明や、Pygameのインストール確認、ゲーム起動が行われる様子
- 依頼から1分も経たないうちに、Qが
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簡易版ではあるものの、Snakeゲームが完成!
- 画面上にシンプルなSnakeゲームが表示され、すぐに遊べる状態に。
- Qと少し会話するだけで、あっという間に動くゲームが完成させることができました。
- Amazon Q CLIやPygameのインストールを含めても、5分程度で終わってしまうスピード感。
- スクリーンショット:実際に起動したSnakeゲームの画面
このように、Amazon Q CLIを使えば、プログラミング初心者でも対話形式でゲーム開発を体験できるのが大きな魅力だと感じました。
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メモ:Amazon Q CLIについて
Amazon Q CLIを初めて利用するにあたり、いくつか勉強したことを簡単にまとめます。
Amazon Q CLIの主なコマンドと機能
Amazon Q CLIは、ターミナル上でAIアシスタントと対話しながら開発作業を効率化できるツールです。利用できるコマンドや機能は多岐にわたります。主な種類をまとめます。
基本コマンド(サブコマンド)
コマンド | 機能概要 |
---|---|
chat |
AIチャットモードを起動し、自然言語で質問や指示ができる |
inline |
シェル補完機能(インラインでの自動補完) |
translate |
自然言語をシェルコマンドに変換 |
doctor |
インストールや設定の診断・修正 |
login /logout
|
ログイン・ログアウト |
whoami |
現在のユーザー情報を表示 |
settings |
外観や動作のカスタマイズ設定 |
setup |
CLIコンポーネントのセットアップ |
update |
Amazon Qアプリケーションの更新 |
theme |
テーマの取得・設定 |
issue |
新しいGitHub issueを作成 |
user |
アカウント管理 |
launch |
デスクトップアプリの起動 |
quit |
アプリケーションの終了 |
restart |
デスクトップアプリの再起動 |
integrations |
システム統合の管理 |
dashboard |
ダッシュボードの表示 |
help |
ヘルプの表示 |
init |
シェル用設定ファイルの生成 |
(q --help-all
で全てのサブコマンドを確認可能)
チャットモード用コマンド
チャットモード(q chat
)では、スラッシュ(/)で始まる特殊コマンドが利用できます。
コマンド | 機能概要 |
---|---|
/help |
利用可能なコマンドの一覧と説明を表示 |
/quit |
チャットセッションの終了 |
/clear |
会話履歴のクリア |
/tools |
利用可能なツールと権限の一覧表示・管理 |
/issue |
問題報告や機能リクエストの送信 |
/profile |
プロファイルの管理(ベータ) |
/context |
コンテキストファイルの管理(ベータ) |
/compact |
会話履歴の要約・コンテキスト領域の節約 |
/model |
利用可能なAIモデルの表示・選択 |
/save |
会話状態をJSONファイルにエクスポート |
/load |
JSONファイルから会話状態をインポート |
/prompts |
使用可能なプロンプトの一覧表示 |
/usage |
コンテキストウィンドウの使用状況表示 |
/editor |
設定されたエディタでプロンプト作成 |
/reset |
会話コンテキストのリセット |
さらに、!
で始めるとシェルコマンドを直接実行できます。
その他、オートコンプリート・補完機能など
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git
、npm
、docker
、aws
など、数百種類のCLIコマンドに対応した高度な自動補完が利用可能です。 - コマンドやサブコマンド、オプション、引数をコンテキストに応じて提案します。
これらのコマンドを組み合わせることで、Amazon Q CLIは日々の開発や運用作業を強力にサポートします。
詳細は公式ドキュメントや各種解説記事も参照してください。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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