5分で設定するClineの使い方
超ざっくり概要3点
- Clineを導入するよ
- 無料で使える方法教えるよ
- 5分で使い始められるよ
はじめに
Cline使っていますか?
私は使っていませんでした、今日まで。
理由は色々ありますが、「使うのは有料なんでしょ」とか「使い方がいまいちわからない」とかそんな感じです。
でも一度設定してみると、無料でできるし(制限はある)、案外使うのが簡単だったので使わない手はないと感じました。
この記事は、「Cline使いたいけど使い方や設定を調べるのメンドイ...」人を想定しています。
私みたいに面倒くさがりやな人に向けて、どのようにすれば導入できるのかをまとめました。
私自身も全くClineの知識がないので、不正確な情報などありましたらおしらせいただけますと幸いです。
拡張機能の導入
前提として、VSCodeはすでにインストールされているものとします。
1. Clineのインストール
拡張機能から「Cline」で検索してClineをインストールします。
もし、拡張機能のアイコンが出ていなければ、メニューバーの「表示>拡張機能」で表示できます。
2. Clineの設定
アクティビティーバーのClineアイコンからClineの拡張機能を開いて、下の方の使用しているAPIの部分をクリックします。
(2025/03/30時点では、claude-3.7-sonnetがデフォルトで選択されています。)
開くと、次のように使用するAPIの設定画面が出てきます。
今回は、無料でClineを使っていきたいので、無料で使えるGemini APIを設定します。
設定するGeminiのAPIはこのページの「APIキーを取得する」から取得できます。 初めて取得する場合は、こちらの方が解説している手順がわかりやすいと思います。
ちなみに、私が「Gemini 2.0 Flash」を使用する理由としては、最新の「Gemini 2.5 Pro」だと、無料で使えるレート上限が厳しいと感じたからです。
レート上限とは、どれだけAPIを利用できるかの制限です。
- RPM (Requests Per Minute) ... 1分あたりのリクエスト数
- TPM (Tokens Per Minute) ... 1分あたりのトークン数
- RPD (Requests Per Day) ... 1日あたりのリクエスト数
このうち、RPDが「Gemini 2.5 Pro」だと25なので、すぐに上限が来てしまいます。
賢い分、1日に25回利用するだけで、その日はProが利用できなくなります。
普段はRPDの制限が緩いのを使って、ここぞという時に使うのが賢いと思います。
(おそらく今後Proも上限が緩くなっていくと思います。)
↓2025/03/30現在のレート上限
念の為、使用しているGeminiのAPIのプランが無料であることを下記のページから確認します。
設定はこれで完了です。
Clineを使用する
あとはもう簡単です。
やりたいことを入力欄に記入して実行するだけです。
どれだけ使っても料金はかかりません。
制限が来たらその日は使用できなくなるだけです。
(RPDが1500なら制限が来ることもないでしょ...)
試しにバブルソートのアルゴリズムを作成してもらいます。
バブルソートを行うアルゴリズムを下記の内容をもとに作成してください。
・javascriptで動くこと
おー
おおー
自動でコード生成からテストまで完了しました。
これが噂に聞いてたすごいやつですか。
終わりに
Clineって、私みたいにドチャクソ怠惰でも簡単に利用できるんだよってことを紹介しました。
簡単なコードを書くだけなら課金しなくても良いと思います。
Copilotには、「Copilot Edits」というものもあるようですが、私が感じた大きな違いは「使えるモデルの豊富さ」です。
正直、「Copilot Edits」も無料で使える枠があるので、Clineじゃなくてこっち使ってもいいんじゃないかと思いますが、違いを見極めるために仕事ではCopilot、プライベートではCline、と使い分けてどうなのか試してみようと思います。
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