Google WorkspaceとAmazon BusinessのSAML連携
Googlw WorkspaceとAmazon BusinessのSAML連携を実施した際のメモ。
前提
環境
- Google Workspace Business standard
- Amazon Businessプライム
Amazon側は言語設定「英語」を使用したため英語、日本語を併記
設定
Google側の設定①
Admin>アプリ>ウェブアプリとモバイルアクセス から
- アプリを追加>アプリを検索
- Amazonアプリを選択
- Amazonアプリを選択
- IdPメタデータをダウンロードする
開いたまま、Amazon側の設定に移る
Amazon側の設定①
アカウント名のプルダウン>ビジネスアカウントの設定(Business settings)を選択
-
システム連携(System integrations)>シングルサインオン(single Sign-On)(SSO) を選択
-
IDプロバイダー(Identity Provider)(IDP)から「Google gSuite」を選択
-
新しいユーザーアカウントのデフォルト設定(New user account defaults)からデフォルトのグループ(Default Group)とデフォルトの役割(Default Role)を選択、設定。
-
接続データ(Connection data)にGoogleで取得したメタデータをアップロード
-
アマゾン接続データ(Amazon connection data)からMetadata XML fileをダウンロード
Google側の設定②
-
ACSのURL、Entity IDを入力
- ACS URL:Amazon側に記載されている「IDPが開始したURL」を入力
- Entity ID:https://www.amazon.co.jp
- 開始URL:空白
「署名付き応答」にチェックを入れる
-
SAML属性のマッピング
アプリ | |
---|---|
Basic Information>First name | firstName |
Basic Information>Last name | lastName |
Basic Information>Primary email | user.email |
-
グループメンバーは任意
-
上記の設定で保存
Amazon側の設定②
- Attribute mappingを設定
Amazon data | SAML AttributeName |
---|---|
Unique ID | user.email |
user.email | |
First Name | firstName |
Last Name | lastName |
-
テストを実施
- SSO接続テストの項目に従ってテストを実施する
- 成功すると、「接続テストは成功しました」と表示される
-
有効化
- 接続テスト成功画面、またはSSO設定画面からActivate(アクティブ化)を押下し、SSOを有効化する
SSOの実施
- Googleのメニュー画面に追加されている
- メニューからAmazon Business(または設定した名称)のアイコンをクリックする
詰まったところ
Amazonの属性マッピングが反映されない(未解決)
属性マッピングに誤りがあったため、編集後に保存ボタンを押下しても反映されない事象があった。
日本語と英語を切り替えたり、翌日再度試すなどして解消したものの原因は不明。
Google側のSAML連携テストが失敗する、SSOができない
Amazon側のテストで成功してもgoogle側では失敗してしまう。
この状態でAmazon側でのSSO接続を有効化しても、アプリからのログインはできない。
ただし、ログイン画面でメールアドレスを入力するとパスワード入力を求められることなくログインができた。
Amazonサポートにご協力いただき、解消。Google側での対応事項として、
- エンティティIDの修正
- amazon.co.jp/と、最後にスラッシュを入れていたのが余計だった
- 開始URLの修正
- SSO用のアドレスを入力していたが、空白にした
- 「サービスプロバイダの詳細」に入力している内容を再度保存
- 証明書情報の反映に時間がかかっている場合がある(24時間以上)ため、時間を置いてから再度保存する
- 証明書を変更した際は、以前のものが残っている場合もあるため、保存ボタンを再度押下することで最新情報に上書きする
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