🐙

【ローコストDX】廃棄ロスを利益に変える:カフェチェーンの構造改革

に公開

始めての投稿になります
こちらにはPMO思考の フィクションケーススタディを投稿していけたらと思っております
この記事で語られる物語はフィクションです。
登場する企業や人物は架空のものですが、その背景にある課題解決の思考法や技術的知見は、現実の原則に基づいています。
一つの思考実験としてお楽しみください。

初の今回は地元に5店舗展開するカフェの例です

席数: 25席
営業時間: 10:00〜20:00(10時間)

クライアントさんの希望は
「売上が店舗家賃と比べて微弱である事
コストを抑えて売り上げを維持すべきか?新商品で新たな勝負に出るか?
店を効率化して抑えるべきものを長期で持続可能にするか?
運営し続ける為にInstagramで14万閲覧を意図的に出した実績を見込んでコンサルをお願いしたい」
(SNSの話は実話です)

家賃と比べて商業施設のお店以外4件は売り上げの家賃が売り上げの10%を超えている状態とのデータを見せて頂きました

この状態で
コストを削減=質が著しく落ちる。強いてはお客様は更に激減が見込める
新商品=次々出さなければ維持が難しい、商品開発には無駄が必ず発生するのでリスクが高い
効率化=ロスを収益に変え、販売先を熟考すれば新たな費用は最低限で済む

これらを掲示、オーナーの意見
「ロスは廃棄物のイメージしかないどう頑張っても無理なのではないか」

そこで提案した事
「私がレシピを作れるので商品は任せて頂きたい」と言う申し出をしました
提案1:コーヒーを淹れた後の豆で作る虫よけ線香
提案2:コーヒー豆石鹸
提案3:コーヒー豆肥
提案3:ロス再利用の為の消費期限見直し
完全にMPR(持続可能な生産)を全面に考えたコンサル提案

提案1~3は外部にて生産(就労支援に依頼)
・道の駅等で販売(外部の県のお客様へのお土産等で県外にブランド拡散狙い)
・日常度が強い商品で定着化を狙う
・肥料の完成度を高めて特別感を狙う

現状外部に商品の再構築を依頼するのは負担が大きいと判断したため
全て私がやると言う事で企画書を提案しました

出来上がった商品
・店名入り虫よけ珈琲香
珈琲粉を更に細かく粉砕しタブ粉を混ぜて形成
就労支援先にて虫よけ効果実験確認

・店名入り珈琲バブ
廃油を使いコーヒーかすの洗浄効果高い無添加石鹸
就労支援先にて洗浄効果確認油汚れ落ちが研磨作用も有り通常より1割増し確認
後に長期で使用すると肌がつやつやになる事確認

・店名入り珈肥料
動物、植物、穀物全てに分解する食品酵素を使用、分解までの時間約5時間
強力な分解で発芽の妨げになるポリフェノールも完全分解
酵素に含まれる免疫強化成分にて病気になりにくい作物を育てられる
魚屋のアラを乾燥粉砕共に分解アミノ酸レベルに分解にて作物の栄養素吸収率高い
実際に作物を作ってもらい収穫物の大きさと味、収穫率を確認
収穫率は通常の2割増し確認

⚠️商品画像はあくまでイメージです
提案3:ロス乳製品の消費期限前倒し冷凍保存によるスムージーをメニューに提案
パンの耳を使った名産桑の粉とアーモンド入りクッキー提案

これによる収益結果



今後の展開予定として
お客様のご要望、販売見込みにより珈琲粉製品はお客様のご希望に沿う商品開発を検討予定
道の駅での販売推移を確認しながら製造数30%を超えた時点でネット販売の準備に入る予定
今後の気候変動に対策し今後私の専門分野である加水分解を使い焙煎飲料開発プロジェクト開始予定
※本記事で触れました加水分解レシピは、私の愛犬が酷いアレルギーであった事でペットフーデイストとして研究開発した調理法です

Discussion