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貧者のClaude Code - スケジュール実行でRate limitまで最大限活用したい!(CCDash)

に公開

Claude Codeのレート制限

Claude Codeは最初のメッセージを送ってから5時間のウィンドウでレート制限がされる仕様になっています。
例えば、Proプランの場合は、5時間のウィンドウの中で送れるメッセージ数は45メッセージ程度と書かれています。

Average users can send approximately 45 messages with Claude every five hours, OR send approximately 10-40 prompts with Claude Code every five hours. Most Pro users can expect 40-80 hours of Sonnet 4 within their weekly rate limits.
This will vary based on factors such as codebase size and user settings like auto-accept mode. Users running multiple Claude Code instances in parallel will hit their limits sooner.

開発の悩み

多分、私と同じように比較的安価なプランで開発を行っている人は

「外出したり寝たりしてる間の5時間勿体無いな...」

と思ったことはないでしょうか?

そこで

「ブラウザでポチポチタスク実行できてスケジュールも指定できると便利なんじゃ?」

と思い、CCDashというダッシュボードにタスク実行機能を追加しました。

CCDash

CCDashはClaude Codeの利用状況やログなどを監視するダッシュボードです。
全体の使用量の確認や次回のリセット時間などを確認することができます。

タスクの実行機能

CCDashからブラウザ経由でタスクを実行することができます。

実行する際には、プロジェクト、コマンド、実行タイミング、実行モードを指定して下さい。

実行タイミング

  • 即時実行
  • リセット後に実行
  • N時間後に実行
  • 日時を指定して実行

を選ぶことができます。[1]

実行モード

  • 通常(読み取り専用)モード
  • YOLOモード(書き込みなど強い操作を含む自動実行が可能。[2]

を選ぶことができます。

実行履歴の閲覧

ジョブを実行すると、実行履歴にジョブが追加され、キャンセル・削除・詳細確認が可能です。

また、セッションタブからClaude Codeの詳細なやり取りを確認することも可能です。

使い方

パッと試してみたい方は、npxコマンドを使うとサーバーが起動します。

npx ccdash@latest

0.6系のリリースからAPIキーでの認証が必要になったため、指定がない場合は自動生成しています。
実行時の標準出力に書かれたファイルにAPIキーが記載されているので、それをコピーしておいて下さい。

または自分でAPIキーを指定したい場合は、以下のコマンドを使って下さい。({your-ccdash-api-key}は任意の文字列でOK)

npx ccdash@latest --api-key {your-ccdash-api-key}

するとブラウザが起動し、APIキーの認証が求められるため、先ほどのAPIキーを入力して下さい。

APIキーを入力すると、初期のデータ同期画面になるため数分待って下さい。
同期が完了すると、CCDashの画面が表示されます。

タスク実行タブから任意のコマンドを実行できます。

使い方の例

  • レート制限が来た時にリセット後にタスクを自動実行する
  • 寝ている間にタスクを自動実行しておく
  • 「こんばんは」など短文でウィンドウをリセットしておく
  • 自宅サーバーに仕込んでおき外出先からタスク実行する [3]

最後に

今回は、Claude Codeのレート制限を最大限まで活用すべく、CCDashに自動タスク実行が可能な機能を追加しました!

まだまだ機能追加はしていきたいと思っていますので、興味のある方はぜひ触ってみてください!

npx ccdashで簡単に試せます!

ご意見・ご要望なども大歓迎です!

https://github.com/satoshi03/ccdash

脚注
  1. 実行タイミングを即時実行以外に指定する場合は実行環境がスリープしないように設定して下さい。 ↩︎

  2. YOLOモードを利用する際にはClaude Codeに適切な権限設定をするように注意して下さい。 ↩︎

  3. let's encryptなどを使ってHTTPSで接続できるようにする必要があります。 ↩︎

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