はじめに
「通信できない」「リンクが上がらない」「どこで止まってるのか分からない」
ネットワーク運用で頻出するこういった問題に対応するための、Ciscoルータ・スイッチ用のトラブルシューティングコマンドをまとめました。
疎通確認
コマンド |
内容 |
ping <IP> |
ICMPでの疎通確認 |
ping <IP> source <IF> |
特定のインターフェースからping送信 |
traceroute <IP> |
経路確認(どこで止まっているか) |
インターフェース状態の確認
コマンド |
内容 |
show ip interface brief |
IP設定・ステータスを簡易表示 |
show interfaces |
各インターフェースの詳細情報 |
show interfaces status |
接続速度、デュプレックス、ステータス確認 |
show controllers |
物理層のエラーなどハードウェアレベルで確認 |
VLAN・スイッチング確認
コマンド |
内容 |
show vlan brief |
VLANの状態とポート割り当て確認 |
show mac address-table |
MACアドレスの学習状況を確認 |
show spanning-tree |
STPの状態・ブロックされているポート確認 |
ARP・アドレス解決系
コマンド |
内容 |
show arp |
ARPテーブル(IP⇔MAC)の確認 |
clear arp |
ARPキャッシュのクリア(※注意して使用) |
ルーティング・L3関連
コマンド |
内容 |
show ip route |
ルーティングテーブルの確認 |
show ip protocols |
ルーティングプロトコルの状態 |
show cdp neighbors |
直接接続されたCisco機器の確認 |
show lldp neighbors |
LLDP有効時の隣接デバイス確認 |
まとめ
-
ping
や show interfaces
で基本の状態確認
- VLANやMACの状態は
show vlan
、show mac address-table
で見る
-
show ip route
や show arp
でL3トラブルを切り分け
実習中に「これなんだっけ?」となったので、すぐ見返せるようにまとめてみました。
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