kyoto.goのマスコット基板を作って京都行って配ってきた
この記事はTinyGo Advent Calendar 2024 22日目の記事です。
はじめに
kyoto.goは京都を中心に活動しているGoコミュニティで、毎回楽しく参加させてもらってます。
kyoto.goのマスコットがお茶飲んでいるGopher君です。
今回kyoto.goのお茶のみGopherくんの基板を勝手に作って、京都に行って配ってきました。
この記事では基板の組み立て方と動かし方を説明します。
今回作成した基板はJLCPCBにスポンサー頂き無料で作成することができました。
ありがとうございます。
LTした基板の作り方については以下のスライドになります。
基板に必要なパーツと機材
必要なパーツを以下に記載します。
- マイコン 1つ
- タクトスイッチ 6つ
- フルカラーLED 2つ
- SSD1306
- 抵抗 1つ
- ブザー 1つ
- Grove端子 1つ
- スズメッキ線
はんだごてが自宅にない方向けに、組み立てに必要な機材を以下に記載します。
- はんだごて
- https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118315/
- type-cで電源取れるものがおすすめです
- はんだ
- https://amzn.asia/d/dN1UJdC
- 鉛フリーはんだを使いましょう
- こて台
- https://amzn.asia/d/dXFDkkl
- 安いやつでよいです
- ピンセット
- 100均で調達してください
- はんだ用マット
- https://amzn.asia/d/eGMxdof
- 今後も電子工作をするのであればはんだ用マットを買いましょう
- 今回のみであれば工作用マットなど机が傷つかないものをひいてください
基板の組み立て方
まず裏側のマイコンのrp2040-zeroを取り付けする場所に予備はんだをします。
デザインを活かして穴を開けないようにして表面実装にしているので、ちょっとめんどうですみませんm(--)m
詳しい予備はんだの仕方は以下を見てください。
予備はんだをしたら、はんだごてを当ててはんだが溶けている状態で、スズメッキ線か抵抗の足を切るなどして調達したリード線をピンセットでんだづけします。
リード線は片側1列のみはんだ付けすればよいです。
リード線とはこういうはんだづけをしたときのLEDや抵抗などの切れ端の線です。
リード線を片側1列はんだ付けしたら90度に折り曲げたら、ちょっと短くカットしてL字にします。
L字にしたらリード線にrp2040-zeroを挿してはんだ付けします。
もう片方はリード線ではなく、側面にはんだを溶かして表面実装のパットと直接はんだ付けします。
マイコンがはんだ付けできたらWS2812-miniと表面実装の抵抗を付けます。
表面実装の抵抗は裏面に予備はんだをしてから、ピンセットでくっつけます。
WS2812-miniは耳の部分に付けます。
まずは四隅のパットに予備はんだをします。
予備はんだをしたら、はんだを付けたパットにはんだごてを当ててはんだが溶けている状態で、ピンセットでWS2812-miniを載せます
WS2812-miniには向きがあります。切れ込みがある箇所を右下の四隅に持ってきます。
WS2812-miniの四隅がパットとちゃんとはんだついているか確認してください。
WS2812-miniのはんだづけは難しいのでSkipしても構いません。
マイコンとタクトスイッチ、液晶がついていれば、最低限ゲームを書き込んで遊べます。
WS2812-miniを付けたらタクトスイッチ6つをはんだ付けします。
タクトスイッチを付けたら裏からはんだします。
タクトスイッチを付けたら次にSSD1306の液晶を付けます。
最後にGrove端子とブザーを付けたら完成です。
基板の動かし方
基板はもちろんtinygoで動かします。
インストールしてなかったらインストールしてください。
koebitenをダウンロードします。
koebitenはsago35さんが作っているebitenをマイコン用に移植したものです。
$ git clone https://github.com/sago35/koebiten.git
以下のPRでサポートしているものと今回の基板の回路は同じです。
マイコンをPCにケーブルで接続したら、flashコマンドで書き込みます。
書き込み時はtargetオプションでjsonファイルを指定してください
$ tinygo flash --target ./targets/gopher-board-i2c.json --size short ./games/flappygopher
正常に書き込みが完了して、ちゃんとゲームが動けばOKです。
おわりに
今回始めてJLCPCBのカラー印刷をしてみたのですが、割ときれいに印刷されていい感じでした。
これまでもっぱら普通?に緑色の基板を作ってきましたが、フルカラーもできると幅が広がるので今後も使っていきたいなと思いました。
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