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Claude Desktop向けMCPサーバーをmcp-managerでQuick Setup for Mac
目的と概要
本記事では、Anthropic社が提唱するModel Context Protocol(MCP)をローカルで手軽にセットアップできるツール「mcp-manager」を使って、Mac環境上にMCPサーバーを素早くセットアップする手順を紹介します。MCPの詳細な仕様解説は扱わず、開発環境に導入して動かしてみたい方を対象としています。
ツールとしてClaude Desktopを利用しますが、ここで作成されたMCPサーバー設定はClineやRoo CodeのMCPサーバー設定に流用可能です。
対象読者
- MacOSをお使いのエンジニア
- GUIでMCPサーバーを設定したいエンジニア
- MCPサーバーに触れてみたいが、最初の一歩に手間をかけたくないエンジニア: 仕様を一から読むよりも、まずは手を動かして試したいという「実践型」の方。
必要なツール
- Claude Desktop: mcp-managerがClaude Desktop向けに開発されているため
- mcp-manager: Claude DesktopにMCPサーバーをインストールするのに役立つシンプルなGUI
前提条件
- Claude Desktopがインストール済みであること
- Claude Desktopの開発者設定が有効であること
手順
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MCP Manager for Claude Desktopにアクセスする
- Step1のコマンドをコピーし、ターミナルで実行する
これまでMCPサーバーを利用していなかった場合は、空の設定ファイルが作成されます。
- Claude Desktopを起動し、[Claude -> 設定 -> 開発者 -> 構成を編集]を押下し、設定ファイル(claude_desktop_config.json)を呼び出す
- 設定ファイル(JSON)の内容を全てコピーし、Step2の入力欄に貼り付ける
- GUIにしたがって「+ Add Preset」または「+ Add Custom」で設定したいMCPサーバーを追加する
- GUIを下にスクロールし、「Apply your changes」を展開し、オプション1またはオプション2の方法で変更を適用させる
- Claude Desktopを再起動させる
以上で設定は完了です。
動作確認
- Claude Desktopの画面にトンカチのアイコン表示が出ていること、[Claude -> 設定 -> 開発者]の画面に設定したMCPサーバーが登録され[running]となっていることを確認する
お疲れ様でした!
よくあるトラブルとその解決方法
設定がうまくいっていない場合、Claude Desktopの画面にメッセージのポップアップが表示されます。
その場合は、各MCPサーバーのドキュメントを確認して設定内容を見直しましょう。
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