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業務未経験がスクール無しでフルリモートエンジニア転職した体験記

2024/06/09に公開

はじめに

2024年も折り返しに差し掛かったタイミングですが、個人的には会社の行事にも初参加をしたところだったので、僕が転職するまでのことを記事に書こうと思います。

僕は非情報系の大学卒で、それまで全くプログラミングの経験はありませんでしたが独学で勉強を進めて、プログラミングスクールの類には一切課金せず、働きながら転職を成功させて現在はソフトウェア開発企業で働いています。

かなりチャレンジングなことをしているように見えますが、もし 「スクールに通わなきゃ転職できないんじゃないか」 とか、「仕事をやめて一発エンジニア転職に賭けてやる」 とか勘違いをしている人がいたら僕みたいな勉強なり転職活動もできるよ、という意味を込めて記事にします。ところどころ省略して書いていくので、もっと詳細に知りたい人がいたらコメントを下さい。

目次

プロフィール

年齢: 29歳 (2024年時点)
前職: 建築関係
転職回数: 今回2回目
最終学歴: 文系大学卒
転職完了時点でのプログラミング歴: 約3年
学習方法: 独学

戦略

まず大切だと思うのは 「自分の現状と戦い方を知る」 ことです。僕の場合は、ぜんぜん違う業界で働いていましたし、仕事をやめて転職活動をするほどの貯えはありませんでしたし、そもそも本当にエンジニアに向いているのかわかりませんでした。(恐らく多くの人はそうだと思います。)
この段階で、「よし!仕事をやめよう!」とか、「スクールに行くぞ!」となるのは、僕はかなり怖いなと思っていました。
なので、僕のとった戦略は 「まずは自分でできることから小さく始める」 です。今は、ネット上にたくさん情報がありますし、ユーチューブでもプログラミングに関する動画があったりします。これは常に自分に言い聞かせてましたが、「最初の一歩に他人の力は必要ない」 と思っています。 なので、プログラミングに対して、何か自分からアクションを起こす気がないのに、スクールに通いだすとか、そんな無駄なことはしないほうが良いんじじゃないかなと個人的には思います。(スクールヒハンジャナイヨ)

なので、僕はじっくり自分と向き合いながら個人開発やポートフォリオ作成をしてきました。「できることから小さく始める」 このルールに則って、難しいこと、かっこいいこと、流行りにすぐに飛びつかず、「今の自分にできる範囲・あるいは頑張れば出来そうな範囲で形にする」 を意識しながら勉強してきました。(どんな技術もアイデアも形にならないなら、伝わらないよ)
その結果として、モチベーションの波はありながらも3年ほど働きながら開発を続けることができたのかなと思います。

個人的に必要だと思うこと

  1. GitHubアカウント (Must)
  2. PC (Must: Windows, Mac どちらでも良いと思います。僕はWindowsでWSL2で開発してました)
  3. メンター (better to have)
    これは難しいところで、僕は幸運にも友人がいたので、時々コードを見てもらったりアドバイスを貰うことができました。実際の開発の話が聞けたり、そういったところで勝手に利用させてもらって開発のモチベーションを上げたりしました。今は、ChatGPTやCopilotのおかげで、誰でも個人メンターを用意することができます。生成AIとのやり取りを通じて、情報の正確性を検証する力、正しく問題設定する力、欲しい情報を正確に聞き出すための質問力、これらを身につけることが出来ます。どれもエンジニアには必要なものです。
  4. 好奇心・興味 (Must:これがないならやめたほうが良い)
  5. 作りたいもの・アイデア (better to have)
    ポートフォリオの作成にあたって既存のサービスのコピープロダクトではなく、「僕がこれを作るんだ!」というものは合ったほうが良いです。開発のモチベが得やすいし、何より自分でイメージする力が身につきます。僕がポートフォリオに掲載しているアプリは、4代目になります。つまり、4回同じものを作り直してブラッシュアップしている。これが作りたい!という思いがあったから、これまでブラッシュアップしてこれたと思います。(転職活動に際し評価してもらえた)

やったこと

まずは基本的な学習。ProgateRails Tutorialなど関係ありそうなところをやりました。
今からエンジニアになりたい人は、「何系のエンジニアになりたいのか?」 を調べてから勉強すると良いと思います。わからなければそれこそ、AIに相談してください。「XXXみたいなアプリが作りたいんでけど、どういう構成・技術にしたらにしたら良い?」みたいな感じで。その上で、必要な勉強をしていくといいと思います。
僕に話を戻すと、Rails Tutorialの勉強と並行して 自作アプリの開発に入りました。その方が、復習にもなって一石二鳥だと思ったからです。

一回目のアプリ作成が成功してからが本番で、じゃあここからどうしようか考えました。とりあえず、デザイン周りはこれで良いのか、中のコードはどうなっているのか、不具合はないのか。動くものが出来たなら公開して仲間内で使ってもらいましょう! せっかく作っても、誰にも認知されず、使われなかったら意味はありません。勉強→実装→公開→フィードバック→ブラッシュアップの繰り返しです。

あと、個人的に大事なことだと思うのですが 「勉強時間にこだわらない」 というのは意識したほうが良いと思います。というのも、あれもやったほうが良い、これもやったほうが良いとあれこれ手を出していたら何も身につきませんし、時間がいくら合っても足りません。「なんとなくわかったらそれで良し!やりながら覚える!必要になったらまた勉強する!」 これを意識するだけで効率が良くなると思います!

やっとけばよかったこと

At coderの勉強

At coderと名指ししてますが、要は 「アルゴリズムの勉強と、指示通りの要件を満たすコードを書く練習」のことです。これだけです、僕が転職活動においてあーやっとけばよかったと思ったのは。転職活動で、コーディング試験があったのですがここで僕は思うようにコードを書けなかった経験をしました。なので、今から転職活動をする人には、何系のエンジニアであれAt coderなどの競技プログラミングをおすすめしたいです。

最後に

僕は現在、転職活動を終えてこんな記事を書いていますが、振り返ってみると正直きつかったです。自分のモチベを管理するのだって大変だし、なかなか思うように開発できなかったり。転職活動をはじめても、全然話が進まなかったり、あーだこーだ言われたり。会社によっては、マジクソと思うような対応をされたところも色々ありました。

とはいえ、念願の今の仕事・働き方は、とても充実しています。簡単ではなかった転職活動で、簡単じゃない仕事をしている以上、これからも学び進化し続ける必要があると思います。そんな環境に身を置けるのは、なんとも贅沢な話しだなと思います。

エンジニア転職は、コロナ禍もあって憧れられたり、業界としてアツかったり、色んな視線を浴びている業界だと思います。ただ、これは所詮、1つの職種・業界に過ぎません。やってみて合わないとか、やってみたら違ったとかあるかと思います。それでいいと思います。なので、仮に僕から転職を考えている人がいるなら 「興味があるならやってみる。嫌になったらやめちゃいな」 と伝えたいです。

「僕にできて、あなたにできない」 なんてことはないし、大丈夫ですよきっと。

おまけ

長くなったので、別記事にしようと思います。笑
内容としては、主に転職活動自体に関するもので、このサイトが良かったとか、こういうところが評価されたとか、そうじゃなかったとか。
「こういうことをもっと聞きたい!」とかあれば、それもおまけとして書くので、あればコメントを下さい。

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