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illustratorからWeb用画像を書き出す際の注意点
Web用の画像を書き出す際、いくつかの設定を確認することで、より良い品質の画像を作成することができます。特にデザインデータを受け取って画像を書き出す際に確認しておきたいポイントをまとめました。
カラーモードとプロファイルの設定
まずはカラーモードとプロファイルの設定を確認します。これはWeb上での表示を最適化するために重要な設定です。
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ドキュメントのカラーモードをRGBに変更
- ファイル>ドキュメントのカラーモード>RGBカラー
- Webでの表示に適したカラーモードに設定します
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カラープロファイルの設定
- 編集>プロファイルの指定 から作業用RGB「sRGB」を選択
- Web標準のカラープロファイルを使用することで、ブラウザでの表示が安定します
フォントの処理
フォントは、Web用画像として書き出す際に特に注意が必要です。
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フォントのアウトライン化
- 書式>アウトラインを作成
- フォントを形状データに変換することで、どの環境でも同じ表示を保証します
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アピアランスの分割
- オブジェクト>アピアランスを分割
- 線や効果を塗りに変換することで、表示の一貫性を保ちます
書き出し時の設定
「スクリーン用に書き出し」機能を使用する際の重要な設定です。
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ICCプロファイルの埋め込み
- 書き出しダイアログで「ICCプロファイルを埋め込む」にチェック
- カラー表示の一貫性を保つために必要です
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アートの最適化
- 「アートに最適(スーパーサンプリング)」を選択
- これにより、ジャギーの発生や点線のぼけを防ぐことができます
パフォーマンス設定の調整
最後に、描画の不具合を防ぐための重要な設定があります。
- GPUパフォーマンスの設定
- 環境設定>パフォーマンス>GPUパフォーマンスのチェックを外す
- Illustratorを再起動
- この設定により、複合パスの描画欠けや点線の消失を防ぐことができます
これらの設定を確認することで、より品質の高いWeb用画像を書き出すことができます。特にデザインデータを受け取ってコーディングする際には、これらの設定を確認することで、意図しない表示の乱れを防ぐことができます。
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