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【備忘録】WordPressで記事が消えた場合の確認ポイントと復元方法
WordPressで記事が突然消えてしまった場合、パニックになる必要はありません。以下の手順で確認と復元を試みることができます。
1. WordPressの管理画面で確認
ゴミ箱の確認
- 管理画面 > 投稿 > ゴミ箱 を確認
- 記事が見つかった場合は「復元」をクリック
下書きの確認
- 管理画面 > 投稿 > 下書き を確認
- 状態が誤って「下書き」に変更されている可能性あり
2. データベースの確認
phpMyAdminを使用
-
ホスティング管理パネルからphpMyAdminにアクセス
-
WordPressデータベースを選択
-
wp_posts
テーブルを確認(プレフィックスが異なる場合あり) -
以下のSQLクエリを実行:
SELECT * FROM wp_posts WHERE post_type = 'post' AND (post_status = 'trash' OR post_status = 'draft' OR post_status = 'pending') ORDER BY post_modified DESC
-
見つかった記事を復元する場合:
UPDATE wp_posts SET post_status = 'publish' WHERE ID = [該当する投稿のID]
3. バックアップからの復元
.wpressファイルの利用
- 最新の.wpressファイル(All-in-one-Wp-Migrationのバックアップファイル)を見つける
- WordPressのインポート機能を使用して復元
Time Machine(Mac)からの復元
- Finderを開き、.wpressファイルがあった場所に移動
- 時間表示アイコンをクリック(または
Cmd + Y
) - タイムラインでファイルが存在した時点まで戻る
- ファイルを選択して「復元」をクリック
Windowsのファイル履歴機能
- 設定 > 更新とセキュリティ > バックアップ に移動
- 「ファイル履歴からファイルを復元」を選択
- バックアップした時点を選び、.wpressファイルを見つけて復元
4. プラグインの利用
バックアッププラグイン
- All-in-One WP Migration、UpdraftPlus、BackWPupなどのプラグインを利用している場合、そこから直接復元可能
予防策
- 定期的なバックアップの実施
- 複数の場所にバックアップを保存(ローカル、クラウド等)
- バックアッププラグインの利用
- 重要な更新前には必ずバックアップを取る
まとめ
WordPressの記事が消えた場合、パニックにならず冷静に対応することが重要です。上記の手順を順番に試すことで、多くの場合、記事を復元することができます。また、日頃からの適切なバックアップ管理が、万が一の際の強い味方となります。定期的なバックアップの重要性を再認識し、適切なバックアップ戦略を立てることをお勧めします。
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