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SwiftUIのFontの smallCaps() lowercaseSmallCaps() uppercaseSmallCaps()
はじめに
SwiftUIのFontの
smallCaps()
lowercaseSmallCaps()
uppercaseSmallCaps()
は名前から挙動が想像できなくて、実行してみても英語の説明を読んでも、意味がわかりにくいのでここにまとめる。
説明をするときの表記の仕方
各モディファイアの挙動を次のように表にする
適用前 | 適用後の字の大きさ | 適用後の字の形 |
---|---|---|
大文字(A) | ||
小文字(a) |
適用後の項目は「字の大きさ」と「字の形」がある。
字の大きさというのは 大文字の大きさか小文字の大きさかということ。
字の形というのは形が A
か a
かということ。
表の中で特徴的なところを【】で囲む。
1は、大きさが大文字で形がA
2は、大きさが小文字で形がA
3は、大きさが大文字で形がa(出てこないがこの説明のために作成した)
4は、大きさが小文字で形がa
検証ソースコード
アルファベットが大きいか小さいかわかるように日本語の あ
を付けた。
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle)
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.smallCaps())
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.lowercaseSmallCaps())
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.uppercaseSmallCaps())
一番上のものはこう表示される。
準備が出来たので解説する。
smallCaps()
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.smallCaps())
適用前 | 適用後の字の大きさ | 適用後の字の形 |
---|---|---|
大文字(A) | 【小文字】 | A |
小文字(a) | 小文字 | 【A】 |
大きさは小さく、形は大文字の形。
lowercaseSmallCaps()
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.lowercaseSmallCaps())
適用前 | 適用後の字の大きさ | 適用後の字の形 |
---|---|---|
大文字(A) | 大文字 | A |
小文字(a) | 小文字 | 【A】 |
小文字を、そのままの大きさで大文字の形にする。
uppercaseSmallCaps()
Text("あ AaA aAa")
.font(.largeTitle.uppercaseSmallCaps())
適用前 | 適用後の字の大きさ | 適用後の字の形 |
---|---|---|
大文字(A) | 【小文字】 | A |
小文字(a) | 小文字 | a |
大文字を、小文字の大きさにして、形はそのまま。
モディファイアのネーミングについて
どうもCapsは「大文字の形」の意味らしい。
smallCaps -> 小さな「大文字の形」へ
lowercaseSmallCaps -> 小文字を、小さな「大文字の形」へ
uppercaseSmallCaps -> 大文字を、小さな「大文字の形」へ
と解釈するとつじつまがあっている。
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