Base Internationalizationをあえて使わない
Base InternationalizationはStoryboardで編集作業をする人向けの機能なので、Storyboardで編集作業をしないのであればBase Internationalizationはいらないのではないか
という仮説のもと、Base Internationalizationを使わない設定をしてみます。また、「Base Internationalizationを使わない」ようにしたいとき、ほとんどがStoryboardのローカライズ自体必要ないと(勝手ですが)思うので、最終的に「Storyboardは存在しプロジェクトの中で必要なものとして機能しているが、ローカライズはされてない状態」を目指します。
2段階でややこしいので前後半に分かれます。
- Base Internationalizationを使わないようにする(前半、この記事)
- Storyboardのローカライズを外す(後半、次の記事)
このやり方は公式が推奨しているわけではない。
操作するのは主に、Main.storyboardとLaunchScreen.storyboardの2つ。この先これを「対象ファイル」という。
環境
Ventura 13.3.1
Xcode 14.3
プロジェクト作成
テンプレートはiOSのAppを選び、次のページのSwiftUI or Storyboardの選択肢でStoryboardを選択。
プロジェクト作成後の状態
この時点の、対象ファイルの状態は
ローカライズ状態にあり、形式はBase
になっている。
Use Base InternationalizationをOffにする
Use Base Internationalizationのチェックを外します。
↑これをOffにする。
すると、Base.lprojフォルダにあるものをどうするか聞かれるのでen.lprojに移動と答えます。
Englishに移動した
この時点の対象ファイルの状態は
ローカライズ状態にあり、形式はEnglish
になっている。
この時点でBase Internationalizationを使わないという目的は達成したのでこの記事はここで終わり。
さらにローカライズ状態を外す作業を次の記事でやっている。
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