IPアドレスとは、その歴史について
この文章を読んでほしい人
- ネットワーク学習初心者
この文章を読めばわかること
- IPアドレスについてざっくりとわかる。
- ネットワーク部とホスト部の違いについてざっくりとわかる。
- プライベートIPアドレス誕生の歴史についてとてもざっくりとわかる。
- IPアドレスの管理者の割り出し方がざっくりとわかる。
IPアドレスとは
NICを識別するもの。
1つのNICに複数のIPアドレスを割り当てることも可能。
「ネットワーク部」と「ホスト部」に分けられる。
ネットワーク部とホスト部の見分け方
例えば、192.168.128.10/24というIPアドレスがあったとしたら、
192.168.128までがネットワーク部。
つまり、/24がネットワーク部が先頭からどこまでなのかを表している。(/24はサブネットマスクという)
その結果、10がホスト部。
ネットワーク部とは
データリングのセグメントごとに異なる値を保持しているもの。
※セグメントとは: ネットワークの単位。セグメントが異なるというのは、同じネットワークに属していないということ。
ホスト部とは
同一セグメント内での識別する場所。異なる値を持つ。
サブネットマスクの誕生
IPアドレスのホスト部とネットワーク部は、現在サブネットマスクを用いて分けられていたが、元々はクラスで分けられていた。
ただ、クラスで分ける方法には問題があった。
例えば、クラスBだと1つのネットワークに対して6万5千ほどのホストが接続可能だが、現実問題はこれはできない。ただ、IPアドレスの枯渇はしている状態だった。そこで、サブネットマスクにより、ネットワーク部を/で柔軟に決定できる方法が取られるようになった。
プライベートIPアドレスの誕生
ただIPアドレスはまだ枯渇していた。そこで、確実にユニークなIPアドレスが必要な場所にだけそれを割り当てればいいのではないかという考えが生じ始めた。そこで発生したのが、プライベートIPアドレス。
プライベートIPアドレスでは、そのネットワーク内部でのみユニークであれば良い。一方、グローバルIPアドレスはこれまで通りユニークである必要がある。
NATを使うと
プライベートIPアドレスは、職場や学校で使われるようになった。ただ、インターネット接続をしたい時もある。そんな時はNATを使用することにより、それが実現できる。(NATの詳しい説明は別で後述)
グローバルIPアドレスって誰が管理しているの?
管理しているのはICANN。
日本ではJPNIC。
IPアドレスから誰が管理者ってどう割り出せるの?
WHOISという仕組み。
- IPアドレス、AS番号から割り出したい場合
https://www.nic.ad.jp/ja/whois/ja-gateway.html - ドメイン名から割り出したい場合
https://whois.hprs.jp/
参考文献
マスタリングTCP/IP 入門編
図をお借りしました。
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