導入10秒!AI+Issue駆動開発を実現するカスタムコマンド
導入 10 秒!AI+Issue 駆動開発を実現するカスタムコマンド
おはようございます。さくさくぱんだです。
GitHub Issue の分析って、毎回 20 分もかかって面倒じゃありませんか?
今日は、たった 10 秒で導入できて、この作業を 3 分に短縮できるカスタムコマンドをご紹介します!
🎯 3 分でわかる:この記事の価値
- ⏰ 読了時間: 約 8 分
- 🎯 対象読者: AI+Issue 駆動開発を始めたい開発チーム
- 📊 実証データ: 10 秒でカスタムコマンド導入、Issue 分析時間を 85%短縮
- 💡 実装難易度: ★★☆☆☆
💡 自作ツール vs Claude Code Custom Command
項目 | 自作 TASK_PLANNER | Claude Code Custom Command |
---|---|---|
組み込み時間 | 1 時間(環境設定・動作確認) | 10 秒(ファイル配置のみ) |
メンテナンス | 必要(シェルスクリプト + API呼び出し + 多機能対応) | 不要(プロンプトファイル1つ) |
分析の質 | シェルスクリプトでの文字列処理 | AI 判断(コンテキスト理解) |
導入コスト | 環境構築・設定が必要 | 即座に利用可能 |
まさに「車輪の再発明」をしていました...😅
🚀 解決策:Issue 駆動開発を実現する Claude Code Custom Command
Custom Command とは?
Claude Code の Custom Command は、定型的な作業を AI に委ねる仕組み。今回紹介するのは「Issue 駆動開発」を効率化する「Issue 分析&実装計画自動生成」コマンドです。
1. 実際の Custom Command
このファイルを .claude/commands/issue-plan.md
として保存するだけで使用できます。
2. 自動生成される 3 つのファイル例
Issue #123 の場合、以下のような 3 つのファイルが ai-plan/issue/issue123/
に自動生成されます:
生成ファイル例(ISSUE.md / PLAN.md / TASK.md)
📄 ISSUE.md
# Issue #123: ユーザー認証機能の改善
## Issue 詳細
- **URL**: https://github.com/repo/issues/123
- **作成者**: developer-a
- **ラベル**: enhancement, high-priority
- **現在のステータス**: open
## Issue 内容
ログイン時のレスポンス速度が遅く、ユーザビリティに問題がある...
## 関連 Issue・PR
#122, #124 との関連性あり
📋 PLAN.md
# Implementation Plan for Issue #123
## コードベース調査結果
### 影響を受けるファイル・コンポーネント
- `src/auth/AuthService.ts`
- `src/components/LoginForm.tsx`
- `src/api/authApi.ts`
### 既存実装パターンの分析
- JWT Token ベースの認証
- Zustand での状態管理
- React Hook Form を使用
### アーキテクチャ上の考慮事項
- API レスポンス時間の最適化が必要
- キャッシュ戦略の見直し
✅ TASK.md
# Task Breakdown for Issue #123
## 実装タスク
### Phase 1: 準備作業
- [ ] パフォーマンス測定環境の構築(1h)
- [ ] 現在の認証フロー分析(2h)
### Phase 2: コア実装
- [ ] AuthService のリファクタリング(4h)
- [ ] API エンドポイント最適化(3h)
## 見積もり
- **総工数**: 12 時間
- **難易度**: Medium
- **完了予定**: 3 日後
💡 実際の使用例
Before:従来の手動分析
# 開発者が手動で実施していた作業
1. GitHub Issue を開いて内容確認(5分)
2. 関連コードを grep で検索(10分)
3. 影響範囲をメモ帳に記録(3分)
4. 実装方針をチーム Slack で相談(2分)
→ 合計20分 + 属人的な判断
After:Custom Command 実行
# Claude Code で一発実行
$ claude
> /issue-plan
分析したいIssue番号を教えてください
> 123
[AI が自動で分析・ドキュメント生成]
→ 合計3分 + 標準化された高品質な分析
🎯 導入のメリット
1. 時間効率の劇的改善
2. 品質の標準化
- 分析観点の統一:全開発者が同じ品質レベルで分析
- ドキュメントフォーマット統一:レビュー効率 UP
- 実装パターンの共有:既存実装を活用した一貫性
3. 新人エンジニアの即戦力化
従来は先輩エンジニアの指導が必要だった Issue 分析が、新人でも自立して実施可能に。
4. チーム開発での共通基盤
Issue は bug や問い合わせを溜めるだけでなく、実装タスクを載せることでさらに効果が発揮されます。
このような Issue を中心とした開発手法は 「Issue 駆動開発」 とでも呼べばいいでしょうか。複数人で AI 駆動開発をしている場合に、Issue が全員の共通基盤となり、このコマンドを使うことでより効率的に開発を進めることが可能です!
Issue 駆動開発での活用メリット:
- 全員が同じ分析基準で Issue を理解
- 実装方針の統一により、コードレビューが効率化
- 新しいメンバーでも既存チームと同レベルの分析が可能
🚀 まとめ:今すぐ実践できる 3 つのステップ
.claude/commands/
ディレクトリ作成- issue-plan.md ファイル配置※2
claude
で/issue-plan
実行
注釈
※1 当社プロダクト開発チーム(React/TypeScript/Node.js 構成)での実測。プロジェクト規模や技術スタックにより効果は変動する可能性があります
※2 完全なコマンドファイルは GitHub リポジトリ で公開中
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著者について
- 💼 業務:インフラ〜フロントエンドまで AI 駆動で開発
- 🏢 経験:GCP/AWS、オンプレインフラ構築、フルスタック開発
開発歴: 20 年〜 - 🎯 目標:AI 駆動開発のスペシャリストを目指して日々学習中
- ♟️ 趣味:囲碁(浦添囲碁会館で土曜大会参加)
- 🐦 X(Twitter): @sakumoto_shota
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