📚

【用語集】CCNA対策学習⑤トランスポート層

に公開

セッション/コネクション (Session / Connection)

定義 名前の由来・豆知識
通信の開始から終了までの一連のやり取り(セッション)や、データを送受信する接続経路(コネクション)を管理する。ノード間での接続経路。 session=会話・会合connection=結びつき・接続。通信を人間の「会話」に見立てた考え方。

TCP (Transmission Control Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
信頼性のある通信を行うプロトコル。データの順序制御や再送を行う。 Transmission=送信、Control=制御、Protocol=通信規約。直訳すると「送信を制御する通信手順」。

UDP (User Datagram Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
信頼性より速度を優先する通信方式。データを確認せずに送信する。 Datagram=独立したデータの小包。ウィンドウやフロー制御がないので速度が出せる(=コネクションレス型)。

UDPは擬人化するなら自己中心的な人がパケット(小包)をポイポイ送っている感じ。

3ウェイハンドシェイク (3-Way Handshake)

定義 名前の由来・豆知識
TCP通信を確立するための3段階のやり取り(SYN → SYN/ACK → ACK)。このやり取りでコネクションを確立させている。 Handshake=握手。3回の合図で通信意思を確認し合う様子から。

SYN/ACK (Synchronize / Acknowledge)

定義 名前の由来・豆知識
TCPヘッダに含まれる制御フラグ。SYNは接続要求、ACKは応答確認を表す。 SYN=synchronize(同期する)、**ACK=acknowledge(承認する)**の略。通信意志の合図。

スロースタート(輻輳制御) (Slow Start / Congestion Control)

定義 名前の由来・豆知識
通信開始時に送信量を段階的に増やし、ネットワーク混雑(輻輳)を防ぐ仕組み。 Slow=ゆっくり、Start=始める。Congestion=渋滞。送信側が安全のため最初は控えめにデータを送ることで容量を制御している。輻輳は「ふくそう」と読む。

パケット交換 (Packet Switching)

定義 名前の由来・豆知識
データを小さな単位(パケット)に分割して送信する方式。 Packet=小包Switching=切り替え。大きな荷物を小包に分けて別ルートで送る発想。

パケットと聞いて連想するのは携帯電話のパケット通信やパケット代のようなワードですが、「パケット代がかかる」みたいな表現はそろそろ下の世代には通じなくなるんでしょうか。

シーケンスナンバー (Sequence Number)

定義 名前の由来・豆知識
TCPでデータの順序を管理するための番号。 Sequence=連続・順序。受信側で正しい順序に並べ替えるために使う。

通信中にデータが破損する場合や受信した順番が正しいとは限らないため整理番号を持たせてる、ようなイメージに近いです。

ポート番号/ウェルノウンポート (Port Number / Well-known Port)

定義 名前の由来・豆知識
通信先アプリケーションを識別する番号。0〜1023番は主要サービス用。 Port=港。データの出入り口を示す比喩。Well-known=よく知られたポートを指す。

エフェメラルポート (Ephemeral Port)

定義 名前の由来・豆知識
一時的に使用されるクライアント側のポート番号。 Ephemeral=はかない・一時的な。通信が終わるとすぐ消える性質を表す。その場限りのポート番号。

CLI/GUI (Command Line Interface / Graphical User Interface)

定義 名前の由来・豆知識
CLIは文字入力操作(コマンド操作)、GUIは視覚的な操作(タッチやマウス操作)。 Command=命令、Graphical=視覚的、Interface=接点。人とコンピュータの接し方を表す言葉。

セグメント (Segment)

定義 名前の由来・豆知識
トランスポート層で扱うデータの単位。データ+ヘッダ情報。TCPではセグメント、UDPではデータグラム。 Segment=断片・区分。大きなデータを分割して扱う意味。

ウィンドウサイズ (Window Size)

定義 名前の由来・豆知識
一度に送信できるデータ量を示す値。受信側の処理可能範囲を示す。 Window=窓。通信で「見えている範囲」を比喩的に表現。

FTP/TFTP (File Transfer Protocol / Trivial File Transfer Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
ファイル転送用プロトコル。TFTPはその簡易版。 File=ファイル、Transfer=転送、Trivial=単純な。TFTPは機能を絞った軽量版で、FTPとの違いはUDP。

SSH (Secure Shell)

定義 名前の由来・豆知識
暗号化された安全なリモート接続を行うプロトコル。 Secure=安全な、Shell=操作環境・端末。Telnetの安全版。

Telnet

定義 名前の由来・豆知識
遠隔地のコンピュータを文字ベースで操作するプロトコル。 Telnet=Telecommunication Networkの略。平文通信(=暗号化されていない)でセキュリティは弱い。

HTTP/HTTPS (HyperText Transfer Protocol / Secure)

定義 名前の由来・豆知識
Web通信のためのプロトコル。HTTPSは暗号化通信を行う。 HyperText=相互参照文書Transfer=転送Secure=安全な

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
メール送信に使用されるプロトコル。 Simple=単純、Mail=郵便、Transfer=転送

POP3 (Post Office Protocol ver.3)

定義 名前の由来・豆知識
メール受信時にサーバから端末に転送する方式。 Post Office=郵便局。サーバ(郵便局)に届いたメールを“取りに行く”イメージ。

IMAP (Internet Message Access Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
メールをサーバ上で管理し、複数端末で同期する方式。 Access=アクセスする。サーバ上のメールに直接アクセスする仕組み。

GmailとかのWebメールがこれにあたる。

SNMP (Simple Network Management Protocol)

定義 名前の由来・豆知識
ネットワーク機器の監視・制御を行うプロトコル。 Simple=単純、Management=管理。ネットワーク監視に使われる標準規格。

ROM (Read Only Memory)

定義 名前の由来・豆知識
読み取り専用のメモリ。電源を切っても内容が保持される。 Read=読み取り、Only=のみ。書き換え不可のメモリ。

「ROMってる」はRead Only Menber。別物です。

RAM/NVRAM (Random Access Memory / Non-Volatile RAM)

定義 名前の由来・豆知識
RAMは作業用メモリ、NVRAMは電源を切っても保持できるタイプ。 Random Access=任意アクセスNon-Volatile=揮発しない

ゲームで言うとNVRAMはセーブデータとかメモリー。

コンソール (Console)

定義 名前の由来・豆知識
機器を直接操作するための接続ポートや画面。 Console=制御卓・操作台。大型計算機の操作台が語源。

vty (Virtual Teletype)

定義 名前の由来・豆知識
TelnetやSSHで遠隔ログインするための仮想端末。 Virtual=仮想の、Teletype=電信タイプライター。物理端末を仮想的に再現。リモート接続が可能に。

おわりに

今日からパケットトレーサーをダウンロードしてルーター接続の練習や演習問題を解き始めています。

学習ブログでパケットトレーサーについて書かれてる方が少ないので、いつか登録方法や使い方などのブログを書いてみるのもアリだな、、なんて思った1日でした。

https://www.netacad.com/ja/cisco-packet-tracer

アプリとそのインストールページは日本語対応していませんが、Networking Academyは日本語対応しており、無料のオンラインコースなどが受講できます。

Discussion