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【用語集】CCNA対策学習②OSI参照モデル

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各レイヤとカプセル化について

OSI参照モデル学習中に出てきた単語中心にまとめました。
カプセル化・非カプセル化の理解が山場ですね。

OSI参照モデル (OSI Reference Model)

定義 名前の由来・豆知識
ネットワーク通信を7つの階層に分け、それぞれの役割を定義したモデル ISO(国際標準化機構)が1984年に策定。Open Systems Interconnection の略で「異なるシステム間をつなぐ」という思想から命名

TCP/IPモデル (TCP/IP Model)

定義 名前の由来・豆知識
実際のインターネット通信に使われる4階層モデル(アプリケーション、トランスポート、インターネット、ネットワークインターフェース) TCPとIPという代表的なプロトコル名を冠した名称。OSI参照モデルより実用的で現場に直結

PDU (Protocol Data Unit)

定義 名前の由来・豆知識
各OSI層で扱うデータ単位。例:L4=セグメント、L3=パケット Protocol Data Unit の略。階層ごとに名称が変わる点が重要

扱うルール(=プロトコル)が違えばデータ単位も違ってきます。
通信を円滑に行うためには、各層で扱うデータ単位のルールを統一することが大切。

カプセル化 (Encapsulation)

定義 名前の由来・豆知識
上位層のデータに下位層のヘッダを付加し、送信できる形にする仕組み 英語の capsule(カプセル)+化。「包み込む」イメージから命名

非カプセル化ではカプセル化と逆のプロセスが行われています。

ヘッダ (Header)

定義 名前の由来・豆知識
データの先頭に付加される制御情報。宛先アドレスやエラーチェック情報などを含む head(頭)から派生。先頭部分という意味

セグメント (Segment)

定義 名前の由来・豆知識
トランスポート層におけるPDU。TCPが扱う単位 segment=「区切り、断片」。データを分割して送るイメージ

データグラム (Datagram)

定義 名前の由来・豆知識
トランスポート層でUDPが扱うPDU。コネクションレスで送られる data(データ)+ telegram(電報)の合成語。短く独立した通信単位

パケット (Packet)

定義 名前の由来・豆知識
ネットワーク層におけるPDU。宛先IPを持つ package(小包が語源。データを小分けにして配送するイメージ

フレーム (Frame)

定義 名前の由来・豆知識
データリンク層で扱うPDU。MACアドレスを含む frame=「枠」。データを一定の構造で囲むイメージ

ビット (Bit)

定義 名前の由来・豆知識
物理層で扱う0と1の最小単位 binary digit の略。コンピュータの最小情報単位 。1bit,8bitなどと単位は小文字のbで表記される。

トレーラ (Trailer)

定義 名前の由来・豆知識
データ末尾に付加される制御情報。エラーチェックなどに利用 trail(後ろに続く)から派生。ヘッダの逆位置

感想

5年ほど前にWEBデザイン技能検定3級を受験したことがあったんですが、今回まとめたものと学ぶ内容が重複しており、懐かしく思いました。次回は物理層の特徴や扱う機器中心に学習していきます。

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