元コンビニ店員がIT業界で歩んできた、約4年半の軌跡
先日、新たな職場への転職が決定し、現職での実質最終出勤を終えました。
これを機に、現職での思い出や経験を、時系列で振り返ってみることにしようかと思います。
異業種からIT業界に飛び込んだ後の最初のステップとして・・・
エンジニアとしてのキャリアについて、何かのヒントになれば幸いです。
はじめに
私は、コンビニ店員を10年近くやった後、IT業界に飛び込みました。業種としては、SESです。
最後まで、一つの客先に常駐して業務を行っていました。
ポジションとしては、"システムエンジニア" が一番近いかと思います。
2017年の5月に入社して様々な業務を経験した後、2021年の10月に転職活動を開始。
2021年の11月に内定をいただき、2022年の2月から新たな職場での勤務となりました。
⏳2017年5月~2017年12月
入社直後は、システムのドキュメント(仕様書)修正から業務に入っていきました。
その後は、顧客からの問い合わせ対応をメインでやりつつ、別システムの改修(コーディング~テストまで)を実施。
この状態が12月頃まで続きました。
この頃はまだ右も左もわからない中、たくさんの言語を組み合わせたシステムの改修でてんやわんやしていた記憶があります😅
(確かJavaScript,C#,VBの入り混じったややこしいものでした・・・)
パソコンを使って仕事をするということ自体がほぼ初めての状態。
でも、パソコン自体は中学校時代から触れ続けてきたこともあり、大変楽しく仕事をしていたと思います。
当時は「この仕事どう?」って聞かれたら、「パラダイスです!」とよく言っていましたね😄
⏳2018年1月~2018年6月
さて、この時期には早くもパラダイスに暗雲が立ち込め始めます。
とあるシステムの作り直しのプロジェクトに割り当てられていた時期です。
- まだプロジェクトの進め方全体が把握できていない状態でしたが、なんの因果か日次ミーティングの司会をやることに・・・
- 一緒にプロジェクトを進めていく会社が2社あってそれぞれ別のプログラムを作っており、調整に翻弄される板挟みの毎日・・・
- 客先でのテストに準備不足の状態で臨んでしまい、課題続出・・・
他にも色々と自分の力不足を実感する出来事があり、日次ミーティングが終わるたびに涙する日々が続きました😥
ですが、このプロジェクトのおかげで、
1度しかチャンスがないような「本番」の前には、もし自分がその「本番」の主担当ではなかったとしても、徹底的に準備をしたい
と思うようになったのは、大きな成長だったと思います。
また、ある日のミーティング終了後の上司の言葉から、
自分が起こせる”変化の可能性”
に気づいたことは、今の自分につながる大切な出来事でした。
⏳2018年7月~2019年2月
関わったプロジェクト数が一番多かった時期です。
メインのシステム改修プロジェクトをやりつつ、複数の別プロジェクトを入れ替わり立ち替わりでこなしていました。
メインのプロジェクトにある程度集中して入れたこともあり、負担はそこまで大きくなかったように思います。
パラダイスが戻り始めた・・・そう思った矢先に、また1つ試練が与えられることに。
⏳2019年3月~2019年6月
3月に、とあるシステムを引き継ぐことになったのですが、引き継ぎ直後に不具合が発生・・・。
システムの概要理解もままならない状態で、改修・テスト~本番環境反映までを一気に経験することとなりました。
もちろんGW中も対応。
改修内容の顧客説明も経験。
ある程度業務には慣れてきていたとはいえ、中々しんどかったですね😅
この時期に1つ目のAWS認定(ソリューションアーキテクト-アソシエイト)を取得しています。
AWSへの愛は順調に育まれていたのですね・・・。
⏳2019年7月~2019年12月
プロジェクトが3,4つ、並行して走っていた時期です。
その間中も問い合わせの対応は実施していましたが、比較的負担は少なかった印象。
GitやRedmine等のツールも徐々に使えるようになり、ある程度効率的に仕事ができるようになってきた頃ですね。
さて、このままプロジェクトが無事終了、となればよかったのですが・・・。
⏳2020年1月~2020年3月
1月に、とあるシステムでデータを復元して欲しいとの依頼があったのですが、過去の担当者が部署内におらず・・・。
1から仕様を調査して、別部署の経験者にも力を借りながら、なんとか復元完了しました。
3月にもまた別のシステムにて、改修手順に不備があり、データ復元が必要に。
これまた、過去の担当者はいない模様・・・😥
こちらも1から仕様を調査して、現地の作業員と連携してなんとか復元完了。
並行して進んでいたプロジェクトも炎上しており、本当に大変な3ヶ月でした。
正直一番しんどい時期だったと思います。
過去に誰かが作ったシステムの仕様を1から調べて保守対応をする、というのはかなり骨の折れる作業で・・・。
言語化、ドキュメント化したものを蓄積し、しっかり共有しておくことの大切さを痛感した出来事でした。
目に見える形で残っていて、しっかり共有されてこそ、改善していくことも簡単になりますからね!
⏳2020年4月~2020年6月
データ復元の方で作業が止まっていた別のプロジェクトに、ようやく着手できました。
遅れてはいたものの、これでもかとテストを充実させて、無事本番環境を改修完了。
コロナ禍により、在宅勤務が始まったのもこの頃でした。
⏳2020年7月~2021年3月
メインで関わったプロジェクトは2つでしたが、他の複数のシステムで不具合による保守作業が乱発していた時期です。
現地の作業員や営業の方も含めて一番多くの人々とチャットでやりとりしていた時期ですね。
この頃には問い合わせ対応や保守作業にも結構慣れてきていて、比較的スムーズに対応できていたのではないかと思います。
業務外でも、オンラインの勉強会を視聴することが増えてきた時期でもあります。
⌛️2021年4月~2021年9月
問い合わせや保守作業は引き続きやっていましたが、一番余裕を持って業務ができていた時期です。
やっとパラダイスが戻ってきましたね😊
この頃から、AWSの設計についてのレビューをしたり、品質を確保しつつシステム開発プロセスを円滑に進めるためのお手伝いが主な業務となってきました。
業務外でも積極的なアウトプットを意識し始めて、
- LinkedInのアカウントを整備し、発信を始める
- 2つ目のAWS認定(DevOpsエンジニア-プロフェッショナル)を取得
- 個人サイトを作成
などなど、試行錯誤しながら色々とアウトプットを試していました。
⌛️2021年10月
現職で最後に関わるプロジェクトとなる、2つのプロジェクトが本格始動。
コロナが少し落ち着き始めたこともあり、出社して業務することが多くなりました。
業務外では、LinkedInで転職を検討していることを投稿し、転職活動を開始します。
⌛️2021年11月
ほぼほぼ出社しての業務に切り替わり。
ですが、今まで関わってきたシステムでは使っていないAWSのサービスを使用した開発ができるプロジェクトだったので、かなり充実していたと思います。
業務外では、JAWS PANKRATION2021にて、24時間AWSの勉強会を視聴。激しいインプットタイムでした。
この頃に、ある企業様に内定をいただき、転職活動を終了することとなります。
⌛️2021年12月
転職の旨を現職に伝え、怒涛の引き継ぎラッシュがはじまります。
ちょっとした人気者気分を味わってしまいました😅
とある勉強会にて、LT(ライトニングトーク)に初挑戦したのもこの頃。
⌛️2022年1月
1/18、なんとか引き継ぎを終わらせて、次への助走期間に入りました。
おわりに
厳密な値ではないですが、少しだけ定量的なものも数えてみました。
- 関わったプロジェクトの総数:約20プロジェクト
- こなした問い合わせ、保守対応の総数:約140件
29歳で異業種からIT業界に飛び込んで最初の4年半、正直キツイ場面も何回もありました。
ですが、本当に様々な経験をさせていただき、次のステップに進む道を照らしていただいた現職の方々には、大変感謝しています。
コンビニでバイトしていた頃や、この業界に入った直後には想像もできなかったことを、今の自分はやっています。
10年後の私は、今の自分に想像できないことをやっているんだろうなぁと思考を巡らせながら、
1日1日を大切にして生きていけたらいいなと思います。
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